2015-01-01から1年間の記事一覧

謎の帽子

秋香ばあちゃんのところに行って聞いてきました。予想どおり、解答は得られませんでしたが、ひとつには彼女の純粋な「臨県語」が聞き取れないことと、もうひとつ、こっちの人は何を聞いてもだいたい「昔からそうだったから…」「特に意味はない」という返答し…

求む昆虫博士!

ほんと〜〜っに、不思議なんです。この写真は、私の部屋の窓のところに干してある棗です。散歩のついでに拾ってきた、最後の棗です。たぶん19日から置いてると思います。 で、そのザルの外側に、蜜蜂が一匹停まっているのを発見したのは、21日でした。この写…

黄土地上下了頭場雪

黄色い大地に初雪が降りました。ゆうべ11時半ころに降り始めて、今朝起きてみたら、まだチラチラと降り続いてました。午前9時で積雪12センチ。 夕方には陽が差してきました。まだ土が凍結していないので、この雪はすぐに溶けるでしょう。もっと先になると、…

さよならクロ

クロはだいたい1日に3回は私の部屋にやって来て食べ物をねだります。飼い主がちゃんと食べさせないから、いつもお腹を空かせているのです。そのクロの姿をしばらく見ません。3、4日続けて来ないこともあるのですが、1週間は長すぎます。それで今日、飼い主の…

葱の町

ハルビンに着いたのは10月10日でしたが、この時期、ハルビンは町中至る所葱だらけでした。これらの葱は、日本のように鍋に入れたりして食べるのではなく、炒め物の香り出しに使うものです。中国の料理、特に家庭の一般料理は、とにかく炒め物ばかりで、フラ…

老道外 その3

結局のところ時間切れで、私の疑問もすっきりとは解かれないままに北京経由で村に戻ったのですが、今はありがたいことに、インターネットという便利なものがあるのですね。で、まさかとは思いつつWikiを探ってみたら、あるんですね、これが。知る人ぞ知る道…

老道外 その2

最初に道外に入った時は、すでに午後3時を過ぎていたのでじきに夕暮れになってしまい、私は翌日にまた出かけました。ひとつには、とても気になった建物を見つけたので、それが昔いったい何だったのか確認したかったからです。 メインストリートである靖宇街…

老道外

先月18日に北京から戻り、さて本題に入ろうと思っていた矢先、目の前に忽然と現れた子犬のために何日も時間をとられ、なんだか書きそびれてしまったのですが、北京から戻る前、私は何をしていたかというと、ハルビンに行っていたのです。731の事務局に行って…

豊作貧乏

今年の夏は大干ばつでしたが、それでも後半になって雨も降り、いくらか持ち直して、なんとか自家消費分は確保できたといったところでしょうか。 棗は乾燥に強いんでしょうね、今年は豊作でした。収穫期に長雨にもあたらず、虫食いも少なくて、品質もなかなか…

お母さんに会えたかな?

目当てを付けた人の家はほぼすべて廻ったのですが、けっきょく貰い手は見つかりませんでした。中に2人ほど欲しい、といった人がいたのですが、母狗だとわかると、「あ、いらない、いらない」とニベもない返事です。その上に、近所から苦情が出るようになった…

忽然と現れたもの

18日の夕方に村に戻り、イージャオの家に行くと(ここのトイレを私専用に使っているので、日に何回か行く)、納屋の奥でゴソゴソッ!と音がしました。ネズミにしては大きな音で、猫かなと思いましたが、いつものことなので気にも留めず自分の部屋に戻りまし…

非お勧め北京の宿

最近は北京に行くことは滅多になく、通過することすらマレでした。なぜかというと、(私が使う)LCC航空は北京空港を使わないからです。ですから、ほんとうに久しぶりのことですが、一昨夜、北京に宿泊しました。これがなかなか大変だったのです。北京駅に着…

坪頭村へ

昨日、坪頭(ping tou)という村に村人のバイクに乗せてもらって行ってきました。ここは、1943年の秋に、105人の村人が日本人に惨殺されたということで、賀家湾と並んで、界隈では有名な村です。私は2007年と8年に10回以上訪れているのですが、とにかく行き…

馬の歯の狂い咲き

松葉ボタンのことをこちらでは「馬歯」、マーツーといいます。「そんなヒマと場所があったら、カボチャかウリでも植えたら?」と冷ややかにいわれ続けて、はや5年目でしょうか。めげずにがんばったおかげで、今年はこんなにきれいな花が咲きました。さすがに…

「侵華日軍第七三一部隊罪障陳列館」

例年のウチの学校の東北ツアーのため、8月22日に村を出て、一昨日8日に戻りました。17日間村を空けたわけですが、ツアーそのものは11泊12日です。今年は予算の問題もあって、昨年まで行っていた国境の町丹東をやめて、ハルビン→長春→撫順→瀋陽という、一直線…

干ばつと豪雨と堵車とノラ

村に戻って10日ほどになります。日本も猛暑続きで、岐阜県で、39.9℃を記録したという記事を見ました。しかし自慢するわけじゃないですが、こっちの暑さはそんなもんじゃないのです。私の持っている温度計は、45℃まで計れますが、外に出すとアッという間に振…

おまけエピソードあれこれ

その1. 私が今回利用したのは、マレーシアに本拠を置く、LCCの Air Asia X (国内線は Air Asia )です。最近はLCCの路線がぐっと増えたので、私としては大いに助かります。なんといっても安いのです。関空からクアラルンプールまで往復で31,250円でした。距…

MASJID JAMEK

私がクアラルンプールに滞在したのは6泊7日でした。元々が観光目的ではないので、世界遺産のマラッカなど、“有名”なところへ足を延ばすこともなく、近場をウロウロしていました。ティティワンサは、モノレールの他にもLRTという、いわゆる郊外電車が2路線走…

ペトロナスツインタワー

http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC&rkf=2&ktot=14&dtot=0&ei=UTF-8&xargs=3&b=1国営の石油会社ペトロナスが建設したもので、高さ452m、88階…

ブキッ ビンタン

下町巡りばかりもなんなので、マレーシア一の繁華街、ブキッビンタンに行ってみました。モノレールで5つ目の駅です。 駅を出てすぐのところ。 駅前にあったデパートの1F, で、ここまで来てもう私はアウトで、そうそうに引き上げました。そして、帰りにまたチ…

マレーシアのぜんざい

私が偶然入り込んだ屋台街は、クアラルンプールでも有名な屋台街のひとつだったようです。市場からもう少し先に行ったところにかなり大きなモスクがあり、いわば門前街として発展していったのかもしれません。イスラム教徒とインド系住民の町で、中国系らし…

吉隆坡の台所

なにしろ赤道にそれほど遠くないところですから、さぞかし暑いだろう、道を歩いているだけでヤケドするんじゃないかと覚悟して出かけて行ったのですが、気温そのものは意外とそれほどではなく32、3℃程度、ウチの村の方がずっと暑いです。しかし、湿度が常に8…

やって来ました吉隆坡

“止むに止まれぬ”事情があって、吉隆坡(クアラルンプール)に来ています。マレーシアとかクアラルンプールという名前は、小学生の頃から教科書に頻出していた名前ですが、私も来たのは初めて、恐らくはみなさんも、さていまいちリアリティが感じられない街…

既成概念は疑わなくてはならない

ゆうべ9時ごろから、壁の向こう側でネズミが活動を開始しました。ちょうどカマド(私は使ってない)の煙が抜けるところなので、空洞になっていて、音が響くのです。ガリガリッ!バリバリッ!ゴソゴソッ!と、相当大きな音がして、その都度私は金づちでゴンゴ…

みず菜と高血圧

先回帰国した折に、100均ショップで中国産(日本企業が中国で生産)のみず菜の種を買って帰り、4月に蒔きました。当地では緑のものが手近では手に入りずらいし、生でも煮ても炒めても食べられるみず菜は便利で、かつとてもおいしくて、私はもともと大好きな…

三つ巴の戦い

三つ巴といっても、日中韓でも日米中でもないですよ。我が家の庭先でつい最近珍しい戦いを目撃したのです。なにしろ突然のことだったし、空中戦なので的確な写真が撮れなかったのですが; 私がいまいるヤオトンには部屋が4つあって、左側の2つは無住というか…

拉卜楞紅石国際青年旅舎

最後に、旅のデータを少しご紹介しておきます。「蘭州站」(西駅も東駅もありますが、北京から到着するのはここ)から1路(他にもたくさんありますが、1路が頻発)のバスに乗ると、「西関什子」「西湖公園」を通ります。蘭州の公共バスはいずれも1元。おつり…

ふたたび蘭州街ブラ

23日に蘭州に戻り、切符売り場に行くと、運よく25日のチケットがありました。何百席あるか知りませんが、正真正銘その最後の1枚です。蘭州−呂梁路線は、1日に1本しかなく、午後3時過ぎに出て、翌日の午前3時に呂梁に着きます。そんな時間に着いて、もちろん…

ふたたび夏河

21日に郎木寺まで日帰りして、22日はまたラプラン寺の近くをウロウロしていました。寺の周りを写真を撮ったり、マニ車を回したりしながら歩いていると、ゆうに2時間はかかりますが、私はけっきょく3周ほどしました。地域に暮らすチベット族の人々は毎日1回、…

紅嘴山鴉(hong zui shan ya)

ところで実をいうと、私はすでに夏河で、天葬の痕跡を見ているのです。到着した翌日、ラプラン寺の裏の方にしばらく歩いてみると、小高い丘の頂からタルチョーに飾られた長い紐が下がっていて、いったい何だろうと思って登ってみました。するとそこには人間…