2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

拉卜楞紅石国際青年旅舎

最後に、旅のデータを少しご紹介しておきます。「蘭州站」(西駅も東駅もありますが、北京から到着するのはここ)から1路(他にもたくさんありますが、1路が頻発)のバスに乗ると、「西関什子」「西湖公園」を通ります。蘭州の公共バスはいずれも1元。おつり…

ふたたび蘭州街ブラ

23日に蘭州に戻り、切符売り場に行くと、運よく25日のチケットがありました。何百席あるか知りませんが、正真正銘その最後の1枚です。蘭州−呂梁路線は、1日に1本しかなく、午後3時過ぎに出て、翌日の午前3時に呂梁に着きます。そんな時間に着いて、もちろん…

ふたたび夏河

21日に郎木寺まで日帰りして、22日はまたラプラン寺の近くをウロウロしていました。寺の周りを写真を撮ったり、マニ車を回したりしながら歩いていると、ゆうに2時間はかかりますが、私はけっきょく3周ほどしました。地域に暮らすチベット族の人々は毎日1回、…

紅嘴山鴉(hong zui shan ya)

ところで実をいうと、私はすでに夏河で、天葬の痕跡を見ているのです。到着した翌日、ラプラン寺の裏の方にしばらく歩いてみると、小高い丘の頂からタルチョーに飾られた長い紐が下がっていて、いったい何だろうと思って登ってみました。するとそこには人間…

牧羊犬

牧羊犬という名前や、“羊の番をする”といった程度の役割に関しては、私も知っていました。しかし考えてみれば、羊の番といったって、羊小屋の前で座り込んで見張っているならともかく。広い草原の中でどうやって“番をする”のだろうと不思議に思っていたら、…

郎木寺(lang mu si)

夏河から南へ230キロほど行くと郎木寺(ランムース)という、同じくチベット仏教の聖地があります。この町は甘粛省と四川省にまたがっていて、それぞれの省に有名なチベット仏教の寺があり、夏河へ来た人は、だいたいここを訪れます。夏河に戻る人と、そのま…

冬虫夏草

街を歩いていると三々五々の人だかりです。バクチでもやってるのかしらとのぞきこんでみたら、なんだか黒っぽいイモ虫みたみたいなものを前にああだこうだと盛り上がっています。なんだかブラシでせっせと掃除している人もいます。いったいこれは何?と聞い…

甘粛省夏河県

蘭州からバスで3時間半ほど南西に向かうと、甘南チベット族自治州の夏河(xia he)という町に到着します。そもそも蘭州に来たのは、この夏河に来たかったからです。ネットで偶然見つけたのですが、この町の人口の80%近くがチベット族で、町には拉卜楞寺(la…

蘭州3日目にしみじみ思うこと

今回の漢庭は、温州城というビルの5、6階にあるのですが、同じビルの9、10階に「文芸招待所」という宿があることがわかりました。招待所というのは、ずっと“格下”の宿泊施設です。でももしかしたら泊めてくれるかもしれないと思って、昼前に行ってみました。…

西津東路清真寺

到着早々、蘭州株がぐーーっと上がってきていたのに、それが一気に元の木阿弥となる“事件”が起こったのです。私が最近いつも使っているのが、7天連鎖酒店ですが、同じような全国チェーン店で、漢庭連鎖酒店というのがあって、昨夜はそこの西客站店に泊まり…

蘭州到着

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%AD%E5%B7%9E%E5%B8%82 甘粛省蘭州です。昨夜9時前に呂梁駅(離石)を出て、ちょうど11時間ほどで到着しました。北京発、青海省省都西寧行きの列車ですが、5月の労働節休暇の後だったので、ぎりぎりでも切符が買えました…

生きものたちの季節

今の時期、動物も植物も、1年で最も活動が盛んな季節ですが、私の身近ではどんな生きものたちが動き出しているのかご紹介しましょう。鳥類を除くと、野生動物はきわめて少ないのですが、ネズミはともかく、野ウサギを時々見かけます。最近は山の方へほとんど…

彩票(cai piao)

イージャオが始めた商売というのは「彩票」、つまり宝くじを売る店を離石の中心部で開いたのです。とにかく当地の人たちはバクチ大好き、お金大好きなことこの上ないので、彩票を売る店は至る所にあり、離石の中心広場の片隅では、屋台でも何軒か店を並べて…

ドゥドゥの悲惨とクロの悲哀

4日前の朝、私がまだ寝ている時間にドンドン!ドアをたたく人がいて、「ウチのドゥドゥが帰ってこないけど、あんたのところにいるんでしょ!」と、やや怒りを孕んだ口調で飼い主のおばさんがやって来ました。とにかくドアを開けて、「いないよ」といっても、…