馬の歯の狂い咲き


松葉ボタンのことをこちらでは「馬歯」、マーツーといいます。「そんなヒマと場所があったら、カボチャかウリでも植えたら?」と冷ややかにいわれ続けて、はや5年目でしょうか。めげずにがんばったおかげで、今年はこんなにきれいな花が咲きました。さすがに村人も「うわぁ〜きれい!」といっては、種を持ってゆく人もいます。




帰国していた間はまったく雨が降らなかったので、帰ったときは瀕死の状態でしたが、馬の歯は強いですね、それからせっせと水やりをしたら、ぐんぐん成長しました。それまで過酷な状況にひたすら耐え続けて、ため込んでいた花力(?)が、一気に解放され、狂ったように次から次へと花を付けます。実はこの写真だけでなく、他にも大小5ヵ所と鉢植えもあって、私は毎日ぐるぐる何度も何度も“馬の歯花壇”を巡っては癒されています。







ちなみに、日本だと放っておいても翌年もだいたい同じところに芽を出すものですが、こちらは冬季に乾燥して土がカチカチになるので、雨風で流されてしまい、毎年蒔かなければなりません。