2018-01-01から1年間の記事一覧

ゆっくり旅本舗 in カンボジア

今年3月、黄土高原の寒村を出て以来、早いものですでに7か月が過ぎてしまいました。これまで、だらだらと書き続けていた「紅棗がみのる村から」に、そのまま継続する形でカンボジアの様子などお知らせしてきましたが、この際、独立させることにしました。な…

帰国しました。

3月14日、村のすべての荷物を引き払って帰国しました。この先彼の地に行くことはあっても、住むことはありません。理由は3つで; まず、日中戦争時の老人たちの記憶を聞き取るという私の仕事が終わったからです。当時の記憶を持つ人は、平均寿命の短い彼の地…

郝峪塔の白じいちゃん

臨県から北上すること30キロほど、郝峪塔(ハオイーター)まで行ってきました。臨県から北へは、ほぼまっすぐな道が続いていて、バスの速度も違います。遠くには山並みが望まれますが、ほぼ平坦地で、内モンゴル方面に向かう石炭車が行きかう主要幹線道路で…

工会賓館

ちょっとした用事があって久しぶりに臨県に行ってきました。何度も書いていますが、私が住む賀家湾は、臨県に属しますが、臨県最南部にあるため、隣の行政区の離石の方がずっと近く便利さも格段に違うので、臨県(行政所在地も臨県)に行くことはめったにあ…

廃れゆく伝統?

今年は初七(春節から7日目)と初八に唱劇があると聞いていたのですが、前日の初六になってもそれらしき動きが見えません。唱劇、つまり晋劇(京劇との違いは私にはわからない)を廟に奉納するわけですが、ピンキリはありますが、いずれにしろかなり大掛かり…

新春快楽!

明けましておめでとうございます。 不思議なことに、昨日あたりからほんとうに暖かくなって、最高気温が+になりました。19日は雨水で、来月5日はもう啓蟄ですからね。どうやら厳しかったこの冬も無事に乗り切ることができそうです。 きのうはひっそりしてい…

除夕(チューシー)スナップ

今日が除夕、大晦日です。離石で春節を迎えるのは初めてで、中央広場あたりはさぞかし人出が、、、と思って4時頃に出かけたら、案に反して人も車も平日よりずっとずっと少なくて、閑散としたものでした。春節の用意はすでに全部済ませて、今夜は伝統に則って…

バスが走らない春節

10℃からさっぱり温度が上がらず、またまた離石に避寒しました。今年は特別に寒いようです。写真は、結露した水滴が即座につららになったもので、これは扉の内側です。ビロウな話ですが、一番つらいのはトイレです。こちらのトイレは、穴掘って大きな甕を埋め…

迎春準備

ようやくにして部屋に戻った時、室温は8℃でした。氷点下20℃が続いていたはずなのに、室温が8℃もあるというのは、さすがにヤオトンです。壁も床も天井もすべて土でできているわけですから、外気温の影響を受けづらいのです。しかししかし、この土でできている…

文水ちょいブラ

文水がずっと気になっていたのには、もうひとつ理由がありました。ここにひとりの日本人残留婦人が暮らしている(いた)という話を、もう10年近くも前から聞いていたのです。いわゆる残留孤児ではなく、敗戦時にすでに成人か、それに近い年齢(といっても実…

武則天の故郷

北京から呂梁に戻る途中、文水という町に寄りました。太原と呂梁の中間、呂梁寄りに位置する町です。これまでに何度も何度も通った町なのに一度も降りたことはありませんが、今回時間があったので寄ってみることにしました。駅のホームの看板に、「武則天の…

撮り鉄さんいらっしゃい!

泊まっていたホテルのある天壇から北京駅までは、ブラブラ歩いて1時間くらいとふんで、徒歩で出かけました(帰りも歩きました)。位置関係ははっきりしているので、ジグザグで駅の方角に向かったのですが、裏側から攻める形になるので、線路がうまく越えられ…

北京站にて

ネットで購入したチケットを受け取るために北京駅に行きました。当日でもいいのですが、場合によっては長時間並ばなければならないからです。身分証がある人は、機械から受け取ることができるのですが、旅券は認識しないので窓口まで行かなければなりません…

中国の夢

これが見納めと、天安門広場に行ってきました。10年以上も前、北京に住んでいたころは、やはり何かとおじゃましましたが、ほんとうに久しぶりです。泊まっているホテルの近くから、「前門」行きのバスが出ていることを知り、それに乗りました。前門は天安門…

胡同巡り

またぞろ先週ホーチミンから戻ったのですが、寒すぎてウチに戻れず、北京に滞留しています。東京では、40数年ぶりに−4℃を記録したとかでニュースになっているようですが、最高が−4℃なら御の字という地に頑張って戻っても、暖房は小さな電気ストーブひとつ、…