やって来ました吉隆坡

“止むに止まれぬ”事情があって、吉隆坡(クアラルンプール)に来ています。マレーシアとかクアラルンプールという名前は、小学生の頃から教科書に頻出していた名前ですが、私も来たのは初めて、恐らくはみなさんも、さていまいちリアリティが感じられない街ではないでしょうか?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB

マレーシアに拠点があるLCCエアアジアで、関空から6時間半。こんなに長時間の空の旅はほんとうに久しぶりですが、やっぱり疲れますね。夜行便だったし。クアラルンプール空港というと、知ってる人は知っているなつかしい名前ですが、もちろんそんな頃とはガラリと変わって、ものすごく開放的な構造で、飛行場という感じがぜんぜんしません。通関して外に出ると、そこはショッピングモールになっていて、ほとんど新宿や梅田みたいな空間です。



空港の写真は撮り損ねましたが、空港から町中へ出る KLIA Express は、車両もベンチもこんなにおしゃれ。標識はすべてマレーシア語と英語が併記されています。ターミナルでは、ほんのときどき日本語も。


列車の窓からさっそく見慣れたロゴが。SOGO も見ました。7イレブンはあちこちに。





これは空港線ではなく、普通の市内線の車両。ホームの扉の絵もおしゃれ。ゴムサンダル履きが普通に見られるのは、さすが熱帯。かなり複雑な路線が入り組んでいて、慣れるまで2、3日は必要です。モノレールになっている路線もあります。



これは車内ではなく、外にあった乗り物の看板。実際に赤いベンチが何カ所かに出ていて、そこには生身の人間が休憩可。


私が泊まっているのは、ティティワンサという駅の近くにある FIRST BUSINESS INN。マレーシア語で助かるのは、発音が日本人にはとてもしやすいこと。地名など、そのままカタカナ読みすれば、ほとんどが通じます。中国語には4声があって、声調によってまったく文字が異なるので、絶対にこうはいきません。


通りがかりに偶然のぞいたホテルなのですが、なぜかフロントの横に、五月人形飾りの兜が陳列してあって、なんでも NAGOYA の YAMAMOTO BUSSAN が寄贈してくれたものだとか。それもまた奇妙な縁でここに泊まることにしたのです。結果的に、値段の割にすこぶる感じの良いホテルでした。


ホテルのすぐ近くに、「北海道」というシーフードレストランがあって、ここが連日の大繁盛で、車は3列駐車、店の裏側の歩道にまでテーブルを並べていました。町中で、「太陽のマレーシアから雪の北海道へ!」という観光看板も見ましたが、今や北海道は海外旅行客の憧れの地のようですね。何年か前に中国のテレビで、北海道を舞台にした連続ドラマをやってから“有名”になったようです。網走や室蘭やらに、町の人口を超える中国人大旅行団がやって来たという話は、最近ときどき耳にします。


ティティワンサは中心部からはちょっと離れた、モノレールの終点駅なのですが(ここで、“止むに止まれぬ”用事があった)、そこからでもクアラルンプールの象徴、ペトロナスツインタワーはよく見えます。