2013-01-01から1年間の記事一覧

足入れ?

なんだかバタバタしているのですが、明るい話題で。今日、村で結婚式がありましたが、こちらでは結婚式とはいわず、「出嫁(チュージァー)」と「娶媳婦(チーシーフ)」に分かれます。当然男が嫁を取る娶媳婦の方が派手です。特に、今回の新郎のお父さんは…

なつめ、えらいぞ!

とにかくPCの具合もネットの調子も全部ぐだぐだで、これはもしかして、てんあんもんの事件と関係があるのかしらと勘ぐってしまいます。その上に、今朝からネズミとの闘いが始まり、土間ではなく、炕の横の、鍋やザルを置いているところの壁に穴あけて、今は…

バーグゥアン

孫さんの埋葬は、13日早朝無事に終了しました。今回のように子どもが誰も成家(チャンジャー)していない、つまり所帯を持ってそれなりに収入がある、わけではない場合、葬儀は行われず、ひっそりと埋葬だけされることが多いのですが、4人の兄弟姉妹がお金を…

失われゆく風景

前回アップしてからすでに1週間がたってしまいましたが、なぜかというと、13日の孫さんの埋葬以降、急にとてつもなく忙しくなってしまったのに加えて、停電が続いたのです。今日はようやく3日ぶりに電気が来ましたが、明日の朝はどうなるか?わかりません。…

ふるさとの山に還りたい

一昨年の5月に、村の老人が井戸に投身自殺をしたことは、以前ブログに書きました。じいちゃんが住んでいたころからすでに廃屋さながらに粗末な一戸ヤオトン(普通は、最低でも3つくらいは部屋がある)でしたが、以来そこは荒れ果て、固く扉が閉じられて、す…

打棗 その3

ジャーン!どうです?最初にアップしてから1週間もたたないで、こんなになりました。この不作の年に、いかに私が努力したか、つまりウロウロ歩き回ったかはご想像いただけると思います。今年はもうこれで「もらい止め」ですね。干しっぱなしというわけにもゆ…

打棗 その2

打棗するからおいでよ、と誘われていたので、私は朝から用意万端、ビニール袋も3枚用意して、ビデオカメラと水を持って、なつめを連れて出かけました。これまで行ったこともない、ずいぶん遠い裏の裏の山で、もう目の前は隣村の劉家庄でした。ところが、見上…

打棗(ダーザオ)の季節

前にも書いたように、今年は実がつかないものや、ついても半分くらいだったりして、棗は不作です。それでも、どの家でも、庭や裏山や畑などあちこちに植えてあるので、やっぱり今の季節、あちこちで収穫の音が聞こえます。10月1日の国慶節をはさんで、毎年1…

孤独なガードマン

散歩をしていたら、なつめが突然立ち止まって何かをじっと見ているので、誰か来たのかと思ったら、かかしでした。作物はモチキビ。冠婚葬祭につきものの「油糕(ヨウガオ)」というキビ団子(餃子形、中に黒砂糖を入れる)を作るためのものです。キビは稔る…

秋色

3週間も村を空けていた間に、高原はすっかり秋の色に衣替えしていました。 私もようやくにして旅の疲れも取れ、部屋の掃除、草取り、ミニ菜園のかたづけ、生活用水の確保、なつめの散髪……等々も終えて、久しぶりにカメラを持ってちょっと遠くまで高原散歩を…

「731」への道

9月10日、小雨に煙る中、「731部隊罪障陳列館」に行って来ました。(写真の線路は、研究棟に入る引込み線)3年前に一度コースに入れたのですが、移動時間が長いため、生徒が疲れ果てて故障者続出になってしまったため、いったん中止したのを、昨年から瀋陽→…

廻れ!観覧車

鴨緑江の河口、黄海に面する港町、東港に到着しました。ここにある日本語専門学校の生徒との交流を続けて8年になります。生徒たちは学校の寮に泊めてもらって、同年代の中国の若者たちと3泊4日間生活を共にし、日本語(実はかなりカタコト)と身振り手振りで…

モデルンホテル

昨日8日午後、ハルビン到着。松花江畔のビジネスホテルに3泊します。今日は市内をあちこち回り、中央大街で自由行動。モデルンホテルへ行って、名物の「石畳パン」(中央大街の石畳は1924年に施設されたものだそうで、その石畳のブロックを模したパンが有名…

“過酷な旅”

現在、瀋陽の西塔の民宿にいます。西塔は朝鮮族及び韓国人の街で、表通りの看板は、ハングルとの併記、裏道に入れば使用されているのは主にハングルです。15年ほど前、まだ私が中国に住んで居なかった頃に、朝鮮族の友人に教えられて以来、ひとりの時はいつ…

『撫順』

いま撫順の「銀座賓館」というホテルに泊まっています。去年開店したという4階建てのエレベーターもない小さなビジネスで、星などひとつも付いていませんが、私は予約するときからこの名前がとても気になっていたのです。中国でも“銀座”という言葉は使うこと…

ハルビン ヤマトホテル

ハルビンです。様々な悪条件が続々折り重なって、やっぱり風邪にやられ、強い薬で抑えながら、お昼頃、ヨロヨロと北の国に到着しました。早々に豪雨に見舞われ、フロントガラスには雹の粒がぱらぱらと雪崩うち、道路は一瞬で冠水、傘などものの役に立たず、…

取り急ぎです。

みなさん、たくさんのコメントありがとうございます。 特に Penfield さんのコメント、及びブログの方を拝見すればするほど“すごい人”なんだと思って、私のような“若輩者”など、思わず2歩も3歩もあとずさってしまうのですが、今は亡き「シンヤ」さんがとりも…

落ちました。

昨夜、といっても3時間ほど前、ぱらぱらっという音がして、あぁまた落ちたなとその痕跡を探そうと首をひねった瞬間、脳天を直撃!私の頭の渦巻きを目指して落ちてきたのです。大きめのまな板くらいの土の壁ですが、完全に水平を保って落ちてきたので、幸い怪…

こんにちわ!Thomas Penfield さん

コメントありがとうございます(↓この下のエントリー)。大大大感激です。私の『記憶にであう』が、はるか太平洋を渡り、フィラデルフィアで手にしていただける方にめぐり会えたというのは、ほんとうに嬉しいです。そして、プロフィールを拝見して、なんだか…

我家在黄土地上

先回のアップからすでに半月以上が経ってしまいました。この間ほんと〜にバタバタと忙しくて、なかなか余裕がなかったのです。まず、雨が降り続きました。ようやくにしてこの4日間ほど晴れているのですが、予報によると、来週もまた降ります。50ミリほども降…

ヤツガシラの子育て

三度四度のポポちゃんです。私がカメラをかまえて近くに陣取っていると、ヒナよりも、親鳥が警戒してあまり近寄ってきません。近くまで来ている(ゲゲッーと鳴いて合図するのですぐにわかる)のに、気配を察して旋回して飛んでいってしまうことが多いのです…

雨、雨、雨……

日本も、中国地方を中心に大雨の被害が出ているようですが、こちら中国黄土高原も相変わらず降っているのです。私が村に戻ったのは11日でしたが、そのときすでに4日ほど降り続いていたようです。そして今日は28日で、17日間経っているわけですが、その間晴れ…

棗がみのらない夏

異変が起きているのです。私が村に帰った時点ですでに4日ほど雨が降ったらしいのですが、その後もずっと降り続いているのです。途中1日晴れ、今日は晴れました。だいたいがしょぼしょぼと降ったり止んだりの雨ですが、3日ほど前は、1晩で50ミリほどの大雨が…

閻錫山エピソードあれこれ

先回の「双塔寺」をアップするときにおことわりをするべきだったと思うのですが、下の六文銭さんのコメントを読んで、やはりこれはいけないと思い、改めておことわりです。「山西王」とも呼ばれた閻錫山に関しては、当地では毛沢東に並ぶくらいの有名人で、…

双塔寺

双塔寺というのは俗称で、正式な名称は「永祚寺」といいます。もともとは、左側にある「文峰塔」だけだったようで、1599−1602年に建立されました。その後(1608−1612年)に右側の「宣文塔」と、本殿である「大雄宝殿」が建てられました。すべて石造で、塔の…

雨よあがれ!

私めの不肖の弟が行き倒れて救急車で搬送され、アブナイという連絡が入ったので先月末に帰国しました。ところが恐ろしいほどの生命力で持ち直し、とりあえずは安定したので、8日午後中国に戻りました。日本でのスケジュールが心身ともにきつきつだったので、…

英子寿司

なつめのエサを買うために、太原まで行ってきました。どういうことかというと、私が出かけるときはゲンワンの家になつめを預けるのですが、とにかく食べるものをどうしたらいいか、ゲンワンのオクサンがほとほと悩んでいることを知ったからです。彼女らがい…

夏姿っ!

6日と8日に待望の雨が降りました。合わせて20ミリくらいでしょうか。それまでがカラカラ状態なので、決して十分とはいえませんが、それでも村人たちはそれっ!とばかりに畑に飛び出して粟を蒔き、じゃがいもの植え付けをしています。今日はほんとうに久しぶ…

突っかいレンガ

すでに1ヶ月近くもたってしまいましたが、私が前に住んでいたイージャオの隣の家で工事が始まりました。今住んでいるところから、2軒隣のヤオトンです。極々一般的なヤオトンですが、おばあちゃんが嫁に来たときにすでにあったわけですから、100年くらいたっ…

ナンマツ君ふたたび

またまたコメント欄から引っ張ってきますが、六文銭さんがおっしゃっているのは「ナンマツ君」のことですよね。過去ログの方はとっくに削除されているので、写真を探してみたら、ありました。デジカメというのは、こういうときにありがたいもので、日時が正…