2012-01-01から1年間の記事一覧

うつな日々

このところうつ状態がひどい上に、6日続きの停電で、夜の7時8時には来るのですが、朝目が覚めても一杯の白湯すら口にすることはできません。“オール電化生活”の私は、日中はひたすら芋虫のように布団の中に寝転がっているしかすべがなく、ますますうつが高じ…

ものすごくくやし〜い思い

2ヶ月ちょっとかかって、ようやく劇台が完成したと思ったら今日6日にもう劇団がやってきました。なんという速さ!劇団のトラックがやってきたので、広場でなんとなく待機していたら、高大夫が、「サイタイがあるから写真撮ったら」というのですが、「サイタ…

劇台 その9(落成!)

12月3日。裏山に登って見ると、夕闇迫る中、文化広場はまさに“威容”ともいえる姿で眼前に迫ってきます。工事もいよいよ大詰めを迎えたようです。集会所の2階には手すりも取り付けられ(確かにないとアブナイ)、こんな立派な、マンション仕様の扉も付けられ…

工人飯(ゴンレンファン)

いいリクエストですね。さっそくお応えしましょう。10月に撮ったものです。作っているところを撮ってないのですが、なぜかというと、狭い部屋の中で油と湯気で息が苦しくなるほどもうもうになって、カメラに悪いので、撮らなかったのです。 普通は、まず葱と…

劇台 その8

23日。入り口の門柱に、こんな飾りタイルが貼り付けられました。もちろん本来ならば、柱の前に石の獅子が置かれるはずですが、そこまでの予算は取れなかったようで、こういった出来合いの便利なものが使われたようです。広場全体をモルタル舗装するために、…

劇台 その7

この劇台の工事が、いったいどのような状態にまで行ったら完了したといえるのか、私には(村人にも)さっぱりわからないのですが、15日、劇台の周りに壁を造り始めました。相変わらずタコ糸一本で、ピッチリと積み上げます。17日。前日にこの冬3度目の雪が降…

劇台 その6

11月11日。え〜っ?うっそ〜〜!というのが中国式緑化であるというのは、随分前にも一度書いたことがありますが、突然こんなものがエンヤコラと運び込まれました。全部で8本ほど。 ちなみに、写真の右上の部分が、黄色くなっていますが(ビデオファイルなの…

劇台 その5

11月4日。屋根の取り付けが始まりました。すでにある他の村のものとは違って、新工法というか新素材というか、ほとんどできあいのトタン(だと思う)屋根が取り付けられました。もちろんあっという間に完成です。11月6日。11月7日。これが向かい側に建設中の…

カササギ

身辺状況あまりかんばしくなく、ここも相変わらずご無沙汰ですが、昨日ちょっと珍しい写真を撮ったのでご紹介します。ビデオファイルからの切り取りでやや不鮮明ですが。カササギは、日本ではごく限られた地域でしか見られない鳥で、私も見たことはありませ…

劇台 その4

11月2日。ほんとうに日が短くなって、5時ともなるとあたりは薄暗くなってしまいます。きのうは特に風も強く、寒波の到来を告げる寒々とした空気の中で、劇台の看板を付ける作業をしていました。11月3日。ゆうべのうちに初雪が降りました。積雪10センチほど。…

劇台 その3

10月30日に、劇台の外壁に何やら細かいリストが貼り出されました。村人に聞いてみても、どうも要領を得ず、何のことかよくわからなかったのですが、標準語が話せる若い人を待って聞いてみました。日本語で何というのかちょっと思い出せないのですが、つまり…

劇台 その2

前回、10月12日の状態までアップしましたが、実はその後に道路工事の方が始まって、劇台の工事はやや停滞しました。村の入り口のあたりから、劇台ができる広場まで、道幅を広げてモルタル舗装をしたのです。私の部屋の前の道もきれいになりました。“都会モン…

劇台(シータイ) その1

いま、賀家湾村で劇台の建設工事が進んでいます。前に賀家湾小学校があったところで、私の住む部屋からは、おーい!と呼べば聞こえる近さです。それで、朝な夕なにビデオを構えて撮りまくっているのですが、その工事の速いこと速いこと。働いているのは、現…

呉老婆山

昨日、老八路孫老人と、呉老婆山へ行ってきました。この呉老婆山というのは、この間の取材の中でたびたび名前が出てきた山で、日本軍と八路軍の大きな戦闘があったところです。離石に行く途中にあるのですが、村人に聞いてもなかなかはっきりと、「あの山」…

取り急ぎ、ご報告まで。

現在、朝7時半、瀋陽中街のホテルです。たくさんの方々から、「大丈夫か?」というメールをいただいていますので、この場を借りて、簡単なご報告を。生徒たちは、予定通り14日の午後瀋陽に到着し、予定通りのスケジュールを粛々と消化し、楽しい旅を続けてい…

インゲンな日々

毎朝これくらい採ると、夕方にはまた大きくなっていて同じくらい採れるのです。その上に、いまはどこの家でも鈴なりだから、くれるんです。通りすがりに声をかけられたのは全部断りますが、わざわざ持ってきてくれるものはなかなか断れません。それで、きの…

こんな感じで。。。

相変わらずサボり続けていますが、なんとか無事に生きているというご報告だけでも。賀家湾には8月16日に戻りました。15日朝のフライトだったので、最速のケースです。北京から太原までは飛行機を使いました。なぜかというと、私は4ヶ月ほど前から“五十肩”と…

念には念を入れて

いま北京です。 今回はフライトが18日午後5時なので、太原で1泊すれば、時間的には充分間に合うはずでしたが、何しろ、いつ何事が起こるかまったく予測ができないお国柄ですから、念には念を入れて、15日に村を出ました。列車のチケットは、離石発16日午前11…

元八路軍兵士 孫振発 88歳

しばらく前に、数人の村人に混じって、見たことがない老人がひとり、招賢から来たオート三輪から降りるのを見かけました。界隈の村人にはいない、ナップザックを背負った、見るからに闊達そうな老人でしたが、ゆうに80歳は越えている趣だったので、私はすぐ…

争奪戦の終わり

しばらく前には、村人から羨ましそうな顔で「お前んとこは、一晩に何百ミリも降ったんだってなぁ」といわれたものですが、それもそのはず、今年はほんとうに旱魃で、今年に入ってから雨らしい雨というのは、ほんの2、3度、降ったような気がする。。。程度だ…

秋香ばあちゃん 割麦子(ガーマイズ)

中国語は動詞が先に来るので、麦割りは、「割麦子」(ガーマイズ)といいます。さしずめ「夏の季語」といったところでしょうか。麦は粉に挽いて麺の材料にします。作っている人は数えるほどですが、さすが“農民の鑑”のばあちゃんのイエでは栽培していました…

松葉ボタン

松葉ボタンは私の好きな花のひとつです。私たちの子どものころは、だいたいどこの家の庭にも見かけた花で、放っておいても毎年同じ場所で夏の到来を告げたものでした。さして自己主張の強い花ではないけれど、群れて咲くとなんだか“安もんのおベベの裾模様”…

秋香ばあちゃん 織布(ジーブー)

今年89歳の賀秋香ばあちゃんは、村の最高齢女性ですが、とても元気で、家事いっさいをこなし、今でもときどき畑に出ています。立ち居振る舞いにこそ年齢を感じさせますが、頭の方はしごくはっきりしていて、これまた“農民の鑑”ともいうべき、働き者の50代の…

私の好きな写真 その6

みんなみんな逝ってしまったけれど、思いに残る人たちばかりです。

私の好きな写真 その5

もうそろそろ整理し終わるのではないかと思っていたら、昔の写真になればなるほどツリー状になっていて、石鹸の泡みたいに、いじるとまたぼこぼこと沸いてくるんですよね。それと、もっと大きいのは、昔の写真を見ていると、あぁこの人も死んだ、この人も町…

私の好きな写真 その4

山西省の伝統芸能としては、まずは晋劇ですが、もうひとつ秧歌(ヤンガー)というのがあります。これは山西省だけではなく、中国北部の農村ではよく見られる伝統舞踊で、北京でも、朝早くから(主に)おばさんたちが集まって、体操がわりに踊っているのを見…

そして誰もいなくなる?

当地での晋劇公演というのは、3日間連続で昼夜6公演、ひとつの公演でだいたい2つの出し物があり、1公演で3〜4時間という長丁場です。ですからずっと観続けるわけではなく、出たり入ったりしながら、おしゃべりをしたり、集まって食事や飲み会が始まったりと…

私の好きな写真 その3

ようやく2/3の整理がついたところです。昆虫や花など、同じものを何枚も撮ってるし、以前よく撮って(撮らされて)いた家族写真や子どもの写真など、いらないものも山ほどあるので、ジャンジャン削除してます。村の暮らしや農作業の写真などはみな残していま…

私の好きな写真 その2

まったく、ちょっと考えればわかりそうなものなのに、これというのも、とにもかくにもこちらのネット環境が悪すぎ、いつもイライラしているせいです。でも、もう少し深く考えると、そもそも私は「ものを残さない」主義なんですよね。とにかく、何でもかんで…

私の好きな写真 その1

この1週間ほど、ほとんどどこにも出ないで、ずっと写真の整理をしていました。というのは、今回新しいビデオカメラを買ったからです。とあるところから、とある支援が入って、SONY HANDYCAM CX590 という新機種に変わりました。それでこの機種はテープではな…