2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

旧満鉄職員住宅

21日に生徒たちが大連にやって来て、瀋陽→東港→丹東→大連へ戻ってきました。あす朝の飛行機で日本に帰ります。ほんとうにあっという間の旅でしたが、事故もトラブルもなく無事に終了の予定です。今日は一日自由時間で、私も取り壊しが始まっている旧“日本人…

丹東にて

今日はずーっと天気が悪くて、今にも空のカーテンが破れそうです。丹東駅は新しくなっていました。以前はいかにも最果ての町の暗ーーい駅舎の雰囲気が濃厚で、週に3便、北京と平壌を結ぶ国際列車が通るのに、なんとも似つかわしい(勝手なイメージ)駅でした…

国境の町へ

ウチの学校の研修旅行のひとつの目的は、日本では経験することができない“国境を見る”ということです。それでまずは瀋陽に入って(今年は大連から)、918記念館、平頂山記念館などを見学した後に、国境の町丹東に向かいます。またこの町で日本語を学ぶ生徒た…

ところ変われば‥‥

前々からずーーっと不思議に思っていたことがあります。いえ、たくさんあるのですが、その中のひとつをご紹介します。ウチの学校の研修旅行は今年で7回目ですが、いつもだいたい20人くらいで、私は一度に100万円くらいのお金を預かることになります。それで…

大連で

忙しいので写真だけ。なんの脈絡もありませんが。関東軍御用達、旧大和ホテル。大連にはかつての遺構があちこちに残っていて、今でも立派に用を足しています。大連駅前。町を歩く若者たちのファッションも、私の目には日本の若者と変わりなしです。大連のス…

仕事は?

朝6時半から7時くらいの間にバスは来るのですが、今日は乗り遅れてはたいへんなので、5時半に起きて、6時半にはバスが停まるところまで行きました。途中、生徒たちに食べさせようと、棗の食べごろのやつをポチポチちぎって袋に詰めながら。いつものことです…

なにしろ清朝だから

ほんとーーっに、疲れました。ヘトヘトになりながらもなんとか引越しを済ませて、今ようやく新しい部屋でPCを開いたところです。あすから20日間部屋を空けるので、大家さんのところに行ったり、鍵を換えたり、貴重品を預けたりと、いろいろ山のようにするこ…

なつめのお引越し

いよいよ明日中に引越しを完了し、あさっては朝7時のバスに乗って、真夜中に大連に着く予定です。 それで今日は、なつめを磧口の友達の家に預けに行ってきました。なつめはなかなかバイクの後ろに乗ってくれなくて、走っている途中で飛び降りてしまって危な…

ぼちぼち冬支度

すっきりした青空は拝めませんが、長雨はようやく終わったようです。まだまだ収穫の秋というには早いのですが、村人たちはインゲンやカボチャなどをせっせと取り込んでいます。日照量が不足していると思うのですが、味の方はどうなんでしょうか?引越し荷物…

なぜか今日は日中友好協会

新しい方の部屋のかたずけをしていたら、隣のばあちゃんが1枚の写真を持ってやって来ました。例によって何をいっているのかさっぱりわかりません。それでもあーだこーだと20分くらいかかって、ようやく彼女のいいたいことがわかりました。写真に写っているば…

ひとすじの道

おととい大家さんに聞いてみたら、やっぱりこの家は清朝の頃に建てられたものだそうです。賀家湾村はほんとうに何もないビンボー村ですから、昔造りの立派な建造物というのは特にありません。ここも部屋がふたつだけの小さなヤオトンです。でもこんな感じの…

棗は食べごろだけど‥‥

今日も朝からぱらぱら雨が降ったり止んだりです。村人がいうには、天気予報では明日から晴れるというのですが、きのうも同じことをいっていました。そんな雨続きですが、棗の実はどんどん紅くなって、生で食べるには食べごろです。完全に紅くなるより、まだ…

オイルサーディンのように

久しぶりに雨があがって薄日がさしてきたので、それっ!とばかり部屋の掃除にとりかかりました。「乱七八糟」というのは、「部屋の中にめちゃくちゃ荷物が広がってるので入らないで」とか「頭の中がめちゃめちゃ混乱していて何もわからない」というふうに、…

ただそれだけで

中3日の晴天と数日の曇天をはさんで、8月18日から今日まで、ずーーーっと雨が降っているのです。ときにぱらぱら雨だったり、ときに雷雨だったり。思い起こせば、去年も一昨年も秋の長雨が降って、紅棗が全滅したのですが、今年はちょっと時期が早いようです…

沈黙の春?

足首切断!の恐怖も去ったので、きのう雨の合間をぬって招賢へ買い物に行ってきました。途中泥の海を渡らなければならないので、赤紫の足をややひきずって徒歩で出かけました。今度はひとり暮らしなので、カナヅチやペンチなど、基本的な工具が必要になった…

家捜し

なぜまた同じ村の中で引っ越すことになったかというと、こういう顛末があったのです。まず第一に、今いる部屋は天井や壁から常時土の剥落があって、それをよけるためにビニールシートが4枚吊り下げてあるのですが、それでも隙間からぱらぱらこぼれてきていて…

出版のお知らせ

北京在住の友人、フリーライターの小林さゆりさんが、『これが日本人だ!』という、何とも挑発的なタイトルの本を出しました。正確にいうと、王志強という知日派中国人が、中国人のために書いた日本人論の翻訳本です。もう表紙を見てビックリ!この強烈なイ…

初コケ

ちょうど1週間前、彩家庄という村に取材に行っての帰り道でコケました。土で滑ったのです。表面に水はたまってなかったのですが、その下の部分にたっぷりと水を含んでいたからでしょう、まるで雪道のスリップと同じでした。そもそも私もまだ勘が戻っていない…

雨止め

月末から3日間ほど青空が広がったのですが、ゆうべからまた雨で、今日昼になって、いちおう上がりました。もう完全に日本の梅雨並みの雨です。なつめの実はこれから日一日と紅く色付いて、紅棗(ホンザオ)になってゆくのですが、この先まだ雨が続くようだと…

薛丑子老人の話(樊家山)

第一回、日本人は西の方からやって来た。あのとき私は8歳で、学校に通っていた。彼らは裏の方の谷から突然やってきた。我々がちょうど日本人と戦う物語を読んでいたときだった。当時村人は、最初は彼らがどこの軍隊かわからなかった。みなカーキ色の軍装を整…

高才銀老人の話(高崖頭)

実は今年に入ってから、出版の準備や体調が悪かったりで、“取材活動”はほとんどしていませんでした。ところでちょうどこの2週間ほど、以前賀家湾小学校の先生をしていたイーハーという青年が戻ってきていたので、天気の合間を縫って、あちこち老人たちの消息…