2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春告げ鳥

黄土高原にもようやく春告げ鳥がやって来ました。きのう初めてポポ(ヤツガシラ)を見たのです。それがなんと、去年一昨年と営巣した、私が前に住んでいたヤオトンの屋根の上にいました。ここはもう誰も住んでいないけれど、私はまだ鍵を持っていて、バイク…

危房闘争

「危房」(ウェイファン)というのは、危険な部屋、建物という意味ですが、以前から何度も書いているように、賀家湾村の建物のほとんどが危房です。下の招賢にある4つの炭鉱のうち、一番古い勝利第一炭鉱の坑道が、村の真下を通っているからです。部屋の壁や…

撫順 その5

すっかり暗くなっているのではっきりしませんが、この建物は、現在は「煤都賓館」というホテルになっている、かつての「満鉄倶楽部」です。1泊5000円ほどで泊まれるので、いずれ実際に宿泊して、建物の中をいろいろ見てみたいです。入り口の紅いアーチには、…

撫順 その4

去りがたい龍鳳櫓を後にして、望花区にある、解体寸前だという旧日本人住宅に向かいました。その途中途中でも、「あれも日本人が造った」「あれもそうだ」と、于さんが指差して説明してくれます。彼は武警にいたからとはいえ、特別にそういうことを“研究”し…

撫順 その3

今回の最大の“収穫”はこの「龍鳳炭鉱」です。3日に偶然于さんのタクシーに乗って、彼がよく知っていることがわかったので、翌日もホテルまで迎えに来てもらうことにして、夜ネットでいろいろ検索してみました。そして翌朝何枚かの写真を彼に見せて、どこか知…

撫順 その2

ご承知のように、撫順は世界一といわれる露天掘り炭鉱で有名ですが、今回、3回もその前を通ったのに、いずれもよく見えませんでした。なぜかというと、巨大なすり鉢状の炭鉱に雪が積もっていて、天気がいいと日中それが溶けてどんどん蒸発してぼんやり霞んで…

撫順 その1

職場からの依頼で、6人グループの小旅行のお供をしていました。そして同時に撫順の“下見”に行っていました。ウチの高校の年に一度の研修旅行のメインポイントを、瀋陽から撫順にシフトさせたいという思いがあるからです。瀋陽はとにかく巨大すぎるし、もうど…