2014-01-01から1年間の記事一覧

スズメ

最近日本ではあまりスズメを見なくなった、という声を時々耳にしますが、当地にはわんさかいて、しかもみんな丸々と肥っています。どうしてこんなに肥っているかというと、食糧が豊富にあるからです。例えば、脱穀ひとつとっても、日本ならば工場の中で行わ…

寺坂底 つづき

前々から気になっていた建物がこれ。明らかに何かモノを商っていたと思うのですが、いつも大門が閉まっていて、人が住んでいる気配がありませんでした。ところが今回前を通ったら、犬が激しく吠え立てたのです。飛びかかってきそうな勢いだったので、門を開…

寺坂底

久しぶりにいい天気になったので、サモ君の骨を買いに、招賢に行ってきました。ところで、私もいつも「招賢」(zhao xian)と書いていますが、実は正式な名称は「工農庄」(gong nong zhuang)です。ただ、招賢鎮の中心地であり、鎮政府もここにあるので、現…

ウウッ、寒い。。。

3日ほど前から本格的に寒くなり、今にも雪になるんじゃないかという、寒々と曇った天気が続いています。予報ではゆうべが初雪でしたが、雨が降ったようでした。 サモエド君はバケツに1杯くらい毛を梳きましたが、それでもダブルコートで暖かそうです。昔シベ…

しぃあんにゃー

今日は農暦の九月廿八で、招賢に市が立つ日です。三と八が付く日に市が出ます。特に買い物もなかったのですが、天気が良かったので昼頃に出かけました。今はもう農作業はすべて終わっているので、三々五々行き交う村人に何度も出会いました。娯楽の少ない村…

3日間あれこれ

一昨日、文化広場で、村民委員会のメンバー7人を選ぶ選挙がありました。第10回と書いてあったので、9年前からこういう制度が始まったということでしょう。村民委員会でどのようなことが話し合われ、決定されるのかまではわからないので、いずれまた機会を選…

ようやく、ついに、さっそく。。。

ようやく煤気が使えるようになりました。離石に器具を買いに行ったことは前に書きましたが、実はそれでも状況は変わらなかったのです。炎がものすごく小さくて、しかも5分も使っていると気持ちが悪くなる有様で、とても使えるものではありませんでした。それ…

“日本人代表”

高家庄(gao jia zhuang)という村に行くために招賢に下りたら、ちょうど葬儀のメインである「午典」(wu dian)の最中でした。招賢は小さいながらも町ですから、住居が密集していて、庭もない狭い通路のようなところで中にも入れませんでしたが、ちょうど知り合…

安全不感症

これまで、停電になると湯も沸かせない状況に陥るのでさすがに辛かったのですが、ようやくにして、「煤気」(mei qi)というものを買いました。サモエド君の飼い主のシーピンが、使ってない空のボンベがあるので貸してくれたのと、それをバイクで部屋まで運…

なつめふぉとあるばむ 2

10月も終わりの頃になると、畑仕事も終わり、村人もこぞって冬支度に入ります。棗ももう干しあがっている頃ですが、樹上に取り残された実がいくつも残っていて、それを揺すって落として食べるのも散歩の楽しみのひとつです。ユサユサ揺すって、パラパラ落ち…

なつめのルーツ

一昨日、村のチベット犬のことを書きましたが、今日、なつめの里親のY君からメールが来て、「なつめのルーツがわかった!」というのです。添付されていたのが下の写真。 これは、チベタン・スパニエルという犬種なんだそうです。そんな名前は初めて聞くけど…

ペット犬悲哀

今日昼前に外に出たら、文化広場の前の陽だまりで、サモエド君の飼い主がのんびり将棋なんか指しているので、「今日はごはんあげたの?」と聞くと、「まだ」。「じゃ昨日はちゃんとあげたの?」「あげてない」と、シラッというので、もうどうしようもなくて…

なつめふぉとあるばむ 1

(*写真にカーソルをあてると、撮影年月日が表示されます) なつめが私のところに来たのは、2007年12月7日のことです。当時私は樊家山に住んでいて、工農庄という村の薛さんという老人を取材に行った帰り、そこのお孫さんに、ぜったいに飼えないといってい…

色とりどりの秋

第3の敵(rat)が出現し、さすがに厭戦気分はなはだしいものがあります。ネットも相変わらずですが、せめて写真だけでも。 収穫はほぼ終わりました。あと畑に残っているのは、油を採る麻と白菜くらいでしょうか。 村民の唐辛子の消費量はものすごく多いです…

そろそろ冬支度

最近の天気予報はこちらでもよく中るので、それを見ながら行動計画をたてることが多いです。19,20日と曇天が続く予報だったので離石に行ってきました。それで、21日からの1週間は晴天が続くので、私もこの間に“冬支度”にいそしむことにしました。村人は、収…

李家山再開発 つづき

磧口にひとつ用事があったので、李家山にいたのは2時間半くらいで、登った時とは違う道で麓までおりました。眼下に黄河がよく見わたせる道です。ただ、きのうご紹介した、村の建物の修復などは行政がお金を出しているわけだし、孫さんがいっていた、個人が投…

李家山再開発

きのう、李家山へ行ってきました。先日、大門を売った孫さんから、李家山で個人がウン百万元を投資して、大開発が進んでいるそうだ、と聞いたからです。李家山は磧口の隣村というか、すでに一体化した観光地となっていて、私がこの地に来て、初めて“住んだ”…

アマリア・ロドリゲスはいかが?

またまた臨機応変路線で行きます。実をいうと、今回の絶不調は、ネットワークとPCの不具合とダブルで来ているのですが、どうやら後者の方がより重篤であることがはっきりしました。 私が今ネットを繋いでいるのは、5年ほど前に日本で購入した中国製Lenovoの…

廃屋 

*いま繋がってますね。急いで写真だけアップします。それで、また繋がったときにコメントをあとから入れるとか、とにかく臨機応変にいきます。 *突然ですが、ポケカメのSDカードがいっぱいになったので、普段は滅多に使うことのないカードに替えて、いまPC…

maotouying

現在の畑はこんな感じ。かぼちゃとじゃがいもの収穫はだいたい終わっています。稔ると実が落ちてしまうキビもタイミングを見計らって一気に刈り取ります。さつまいもも収穫の時期です。私は毎日村をひと巡りしますが、必ずどこかからさつまいもをいくつかも…

びっくりしたこと、うれしいこと、などなど……

すったもんだのあげく、ようやくネットが繋がりました。経緯は長くなるので省略。 27日に新しくできた呂梁空港に到着して、村には29日に戻りました。上の写真がその新空港。がら〜〜んとして、な〜〜んにもありませんでした。離石中心部までは相乗りタクシー…

稲と曼珠沙華

しばらく前まで、私のビザは半年間有効でしたから、1年で最も暑い時期と最も寒い時期に帰国していました。ですから、桜の花も稲刈りも、ほんと〜〜〜に長い間見たことがなかったのです。今回は久しぶりに、たわわに稔る稲の穂と、狂ったように咲き誇る曼珠沙…

中国格安航空券事情

また少し時間が戻ります。 私は15日朝、大連空港で生徒たちを見送ってからホテルに戻って休み、再び空港に向かったのは午後7時頃でした。なるべく遅い時間に北京につき、空港で夜を明かして、翌朝9時半のEtihadフライトで名古屋に向かうためです。で、話は飛…

シャーターへの旅

時間が少し前後しますが、私は生徒たちを15日朝、大連空港で見送り、その日の夜に北京に飛んで夜を明かし、翌日午後名古屋に着いたわけです。ビザの延長のためですが、必ずしも帰国する必要はなく、要は、3ヶ月以内に一度中国から出国すればいいわけです。香…

老哈爾濱  つづき

移動続きでPCの前に座る時間もなく、遅くなりました。私はいま名古屋のホテルですが、明日のフライトで北京に向かいます。例の、深夜0時過ぎに北京到着という、アラブ首長国連邦のEtihad航空です。で、老哈爾濱のつづきなんですが、左側の文字の部分には、だ…

老哈爾濱

習政権になってから、愛国や道徳や党をたたえるスローガンがやたらと目に付くようになりました。 その中であれっ?と思ったのがハルビン西駅の通路にあったこれ↑ 上の字が書いてある部分が左側で、右側に写真が繋がる1枚のポスターです。ポスターといっても…

ハルビンはいま

ロシア正教会の聖ソフィア大聖堂。 新しくできたハルビン西駅から市の中心部に向かう(1時間弱)道路の両側はこんな感じ。まだほとんど入居していないのですが、ほんとうに完売できるのでしょうか? ハルビンで最後に泊まった、西駅近くのホテルの部屋の窓か…

ハルビンへ

撫順北駅はまだ工事中なのに、すでに利用されています。日本では考えられない状況。。。瀋陽駅まで1時間くらい。 瀋陽駅も新しくなって、後方の丸型ドームと一体化しています。 瀋陽駅向かい側のホテルは健在。その名も「鉄道1912年飯店」。 新装なった地下…

撫順2 付「三十路」さんへ

旧撫順駅。隣に撫順南駅がほぼ完成していますが、市民の反対で取り壊しをまぬがれ、現在資料館として修復中。 党幹部の“金権腐敗”を嘆いていた、バイタク(バイクに車体をつけたタクシー)のおっさん。定年退職して始めた仕事。 今年も会えました。龍鳳竪坑…

丹東 撫順

鴨緑江大橋のたもとから(北)朝鮮を見る。 こちら側、東港は、いつまで続く建設ラッシュ。 新しくできた「中朝大橋」。10月30日に開通します。 国境を見る。 このあたりは、両岸とも米作地帯なのですが、今年は朝鮮側も豊作のようでした。 撫順、西露天掘り…