取り急ぎ、ご報告まで。

現在、朝7時半、瀋陽中街のホテルです。たくさんの方々から、「大丈夫か?」というメールをいただいていますので、この場を借りて、簡単なご報告を。

生徒たちは、予定通り14日の午後瀋陽に到着し、予定通りのスケジュールを粛々と消化し、楽しい旅を続けています。何しろ、誰ひとり中国語がわからないので、何を言われてもチンプンカンプン。中国人も、年端も行かぬ高校生ごときに、直接危害を加えるようなことはありません。

もちろん、私にはあれこれうるさいのですが、きちんと生徒たちの旅の目的など話せば、必ず「歓迎光臨!」となります。まったく問題ないです。

それでも、“不測の事態”というのはあり得るので、四方に目を光らせていなければならず、かなり疲れますが、今回は13人という少人数なので、なんとか。

昨日は、撫順の「平頂山記念館」という、日本軍に村人3000人が虐殺された地を訪れたのですが、そこの館長の依頼だとかで、屈強な私服警官ふたりが、帰りのバスの中から、マックでお昼を食べている間中、つきっきりで護衛。たいへんなVIP待遇でした。村人もみな親切で、ネットで見られるような、あたかも「反日」から「反中」へと誘導するが如きメディアの扱い方は、きわめて危険だと感じます。

今日は、自由行動の日だったのですが、さすがにこの中街こそが、デモが行われる予定のところなので、対策を考えているところです。デモを見たいという人もいるのですが。取り急ぎ、たくさんのメールへの返信として。