こんにちわ!Thomas Penfield さん

コメントありがとうございます(↓この下のエントリー)。大大大感激です。私の『記憶にであう』が、はるか太平洋を渡り、フィラデルフィアで手にしていただける方にめぐり会えたというのは、ほんとうに嬉しいです。

そして、プロフィールを拝見して、なんだか不思議な縁をしみじみ感じました。

第一に、私は父親が満鉄職員だったことから、かなり小さな頃から「満州」という単語には強く反応してきました。最初に中国の土を踏んだのは、やはり父が暮らしていた奉天(現瀋陽)で、旧日本人住宅街を通ったときには、もしかしたらこの辺りに住んでいたんだろうかと、胸に迫るものがありました(すでに父は他界していた)。

その折、長春の街でまったく偶然道を聞いた青年が、日本語を学んでいた朝鮮族の学生で、以来、朝鮮族の友人が多く、吉林省へも何度か行ったことがあります。長白山も登りました。また、日本でも在日韓国・朝鮮人の知り合いはとても多いです。

それから、私は20代の前半に、ロスアンジェルスで1年半ほど暮らしたことがあります。ベトナム戦争終結する前でした。当時は今より規則が甘いというか自由で、私は掃除や皿洗いのバイト、つまり不法就労でしっかり稼いで(当時は1ドル=360円で、1日20ドルが相場)、そのお金を持ってヨーロッパに渡り、あちこちふらふらしていました。以来放浪癖はこの歳になっても抜けず、最後はやっぱり“客死”だなぁと思っています。フィラデルフィアは行ったことがありませんが、ニューヨークには2度行ったことあります。

そして、私は9月1日に村を出て、旧「満州」に向かいます。私の職場である長野県の通信制高校から、生徒が10人ほど研修旅行にやってくるので、その案内をするのが、私の1年で一番大きなお仕事なんです。撫順→ハルビン→丹東→瀋陽を廻る12泊の旅ですが、今年は思いっきり円安なのに、去年と同じ旅費でやってくるので、ホテルや列車の手配等々、もう頭を悩ませまくってこの2週間ほどが過ぎました。

私は先に現地に着いて、あれこれ下見で、2日は松花江の畔のホテルに泊まります。もしかして、Penfield さんのいらした“満州”は、ハルビンなんでしょうか?

どうです?こんなに重要な接点が4つもあるのですから、「しみじみ縁(えにし)を感じる」のも当然だと思われませんか?(ちょっと押し付けがましいかな?)他にも質問したいことがあるのですが、いきなりでは失礼にあたるので、もう少し時間がたってから。

人生の大先輩に、こういうきわめて現代的な形で巡りあえた幸運を何に感謝しましょうか?私は無宗教なので、神とは違うし、えっ!もしかしてfjosh氏?