旧満鉄職員住宅

21日に生徒たちが大連にやって来て、瀋陽→東港→丹東→大連へ戻ってきました。あす朝の飛行機で日本に帰ります。ほんとうにあっという間の旅でしたが、事故もトラブルもなく無事に終了の予定です。

今日は一日自由時間で、私も取り壊しが始まっている旧“日本人街”へ行ってみました。戦時中、満鉄の職員住宅群だった地域です。

当時の日本の最先端の技術を投入して建造したものであり、それぞれの家がとても個性的で、おシャレなヨーロッパ風の瀟洒なハウスが、当時はさぞかし美しい町並みを作っていたことだろうと偲ばれます。これらの家々にいったいどんな歴史が刻まれていたことか?「つい最近まで、日本人がよく見に来たよ」と、まだ立ち退きの終わらない半廃墟にたたずむおばあさんがぽつんと呟やいていました。

取り壊した後は、どうやら“別荘地”になるようです。
最後の1枚は、現在、開発指令本部が置かれている建物で、これは残されるのかもしれません。

(9月29日)