国道6号線→プノンへ

私はいまプノンペンです。すでに時間が経ってしまいましたが、振り返ってみれば、私がバイクにはねられたのは8月10日でした。それで翌日の中国深セン行きのチケットはチャラにしてしまいましたが、1週間の静養の後、18日の関空行きAir asiaのチケットをネットで購入しました。カンボジア以上に暑い無医村の黄土高原の村に帰っても、やはり不安が残るので、日本に帰って再検査をしてもらうつもりでした。


朝6時半、トゥクトゥクに乗ってシェムリアップ空港(↑上の写真)に向かい、チェックインカウンターに並びました。Air asiaのチェックインはいつも長い時間がかかって、かなりイライラさせられるのですが、ようやく私の番になってパスポートを差し出すと、そっけなく「あなたの名前はない」というのです。え、まさかと、場所を変えて担当の人にいろいろ調べてもらったところ、「確かにあなたの名前はあるけれど、カードに不備があって、決済されていない」というのです。その上、本日分のチケットは完売。そ、そんなはずはない。ホテルの予約なんかもすべて順調にできているし、確か確認メールもきていたはずだ、とあわててパソコンを取り出すも、バッテリーがすでに壊れているので、コンセントがないとそもそも電源が入らない。カウンターのコンセントは使わせてもらえないので、空港の壁をあちこち探し回ってようやく見つけ、起動させるのにこれまた超時間がかかって、バタバタしている間にチェックインカウンターは閉じられてしまったのです。

仕方なくBopha Pollenに戻りました。どう考えても合点がいかないけれど、私はどうもカードの使い方というのがよくわかっていないので、何かしら不備があったのだろうか。後で知ったことによると、カードには1か月の上限金額というのがあって、今回はそれを越えてしまっていたのです。生徒たちが来るときのホテルなども押さえていたので、それでオーバーしたらしいのですが、そういうことはメールにお知らせでも入れてくれればいいのに、搭乗1時間前になるまでわかりませんでした。またまたゼロからやり直しです。

朝っぱらからロビーでふてくされていた私を見たマネージャーが、「今夜の分はタダでいいからここに泊まりなさい。必要ならば、一緒にチケット売り場に行ってあげるから」とまたまた親切にいってくれ、レストランの方からコーヒーも出てくるし、ほんとうにここはいいホテルです。

とにかくネットをグルグルしてみたのですが、ちょうど時期が悪く、お盆休暇のリターンピークです。料金は軒並み片道なのに8万10万円で、私にはどうしようもありません。ところがプノンペンからのフライトを見てみたら、ぐっと安くて3万円しないのです。もうプノンから帰ることにしました。つまり、シェムリアップと違って、プノンなど日本からの観光客は誰も行かないということでしょう。



街に出て、さっそくプノン行きのバスのチケットを購入しました。7ドルでした。やれやれ、ホテルに戻って、ほんとうにその夜はタダで泊めてもらい、翌日、バス会社からの迎えのトゥクトゥクに乗ってターミナルまで行き、半ば宅配便化されたVIPバスで途中2度の休憩をはさんで7時間。無事プノンに到着しました。


これがカンボジア最主要幹線、6号線。プノンからは1号線となって、メコンデルタを越えてまっすぐホーチミンに向かいます。