ANGKOR 写真編


アンコール遺跡群の入場券は、遠くに離れた一部地域を除いて共通券で、1日券(37ドル)3日券(62ドル)7日券(72ドル)と3種類あります。それで、チケットにはその場で撮ってくれる顔写真がつくのです。たしかに、どこからでも入れるし、複数日のチケットがあるのだから、それも必要でしょう。この収益金というのはすごいと思います。



あの有名なアンコール・ワット寺院です。ここは、午前中は逆光になるので、観光客はみな午後に訪れるのが定番だそうで、比較的静かでした。もちろん人がいなくなるのを待ちましたが。それと、この日は私はまだ風邪が治りきっていなかったのと、自分で撮るより写真集見た方がはるかに美しいので、あまり写真を撮っていません。




デバターという女神像があちこちに彫られていますが、これらはほんとうに美しいです。昔アンドレ・マルローがその美しさに魅せられて盗掘し、フランスに持ち出そうとして逮捕されたという、ウソのような本当の話もあるくらい、魅惑的です。


アンコール・ワットの犬。



猿がたくさんいました。天然の果実が実るから食べ物に不自由しません。観光客がエサをあげるわけではないです。遺跡には水以外は持ち込み禁止になっているのです。中に売店や食堂はありますが、あまり多くはないです。



壁画レリーフも素晴らしいものですが、ガイドの説明を聞いていると、やはり『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』の説話がほとんどのようで、それがわからない私には面白さも半分以下。。。


これは占いをやっているお坊さん。けっこうあちこちにいました。おばあさんとか。




アンコール遺跡を象徴するタプローム寺院。これはどうやら意図的に樹木を残してそのまま保存したらしいのですが、もう限界が近づいているので、この先どうやって保存してゆくのか研究中のようです。つまり、他の遺跡群も発見されたときはこんな感じだったということなんでしょうね、凄いですね、熱帯雨林の生命力というのは。


下から見上げるとこんな感じ。


この前で記念撮影しようとする人々で順番待ちです。


アンコール・トムバイヨン寺を外から見たところ。拡大していただくと、“クメールの微笑み”に出会えると思います。