食うか食われるか?

今日は久しぶりに昼前から雲が広がって、過ごしやすい一日ではありましたが、ハエがうるさかったです。昨日は大型のハエが飛び回っていたのですが、今日は小型の、日本と同じくらいのハエが、50〜100匹くらい旋回していて、もう気が変になりそうなくらいうっとおしかったです。陽が落ちて、外の方が明るくなると、自然に出てゆきますが、入れ替わりに蚊や羽虫が入って来るので、扉を閉めるタイミングが重要です。湿度が低いので、蚊は日本ほどはいません。


畑はどこも雨待ちの状態です。予報ではあさってひと雨来そうなのですが、わかりません。道路端に植わっているのは柳。ザル、カゴなど、日用品作りに大いに利用されます。ただ、各家庭で編むということはもうないようで、専門の職人が作って、ときどき売りに来ます。「柳行李」というのを待っているのですが、なかなか手に入りません。


クルミの木は開葉が早いです。日本だと水があるところでよく見るのですが、こんなに乾燥しているところでも実が付くんですね。これは手間がかからない商品作物で、あちこちに植わっています。棗は開葉がものすごく遅くて、まだまだ先。


碗豆、グリーンピースです。このサヤが黄色くなったら、年に一度の豆ごはんを作るのが楽しみです。まったく水がないのにこんなに育つのは不思議ですね。山の畑に水やりをすることなど、もちろんできません。村人が水を奪い合うのは、自分の家の庭先に栽培している、トマト、キュウリ、ウリ、カボチャの類に水をやるためです。これらは水なしでは育ちません。水さえあげれば、自家の食糧はほぼ確保されます。


実は今、QPマヨネーズの空き瓶でサソリを一匹飼育しているのです。4月の初めに、私の布団の下から出て来たやつで、つまり、カンの中に巣を作っているわけです。去年も出て来たので、ウレタンマットを外して、それらしき穴をふさいだつもりだったのですが、もうあちこち割れ目切れ目だらけで、あきらめました。刺されると死ぬほど痛いですが、死ぬわけじゃありませんから。

これまでに毛虫、ハエ、アリ、その他名も知らぬ虫たちをいろいろ生贄にしたのですが、ぜんぜん食べません。ネットで見るとコウロギが好物みたいですが、今どきそんなものはいません。それで今朝のこと、ぞうきんを取り上げたら、ムカデがぼとっ!と落ちたので、入れてみました。両方とも肉食だから、いずれどちらかが食われるのでしょう。生き残るのはどちらでしょうか?

残酷? 生きとし生けるもの、食うか食われるかって、こっちでは“常識”ですよ。