なつめのリース


今年は秋になってからも雨が多く、畑に行く道もガタガタボコボコですが、ようやく昨日から晴れて、どうやらこの先は晴天が続きそうです。おかげですっかり寒くなりました。昨日の朝は初霜と初氷を見たのですが、私が起きるのが遅いので、もう少し早かったかもしれません。暦の上では23日が霜降でしたが、来週の7日はもう立冬なんですね。ほんとうに季節のうつろいは年齢に伴って徐々にスピードをあげ、つい、あと何回と数えるようになってしまいました。



農作業は、いま最後の仕上げで、大豆の収穫とそれを庭に広げて打って、豆を出す作業に追われています。今年はどこも豊作でした。これが終わるともう“冬ごもり”です。秋香ばあちゃんの家でも、娘さんが帰って来て手伝っていました。普段は、結婚していない息子とばあちゃんのふたり暮らしですが、この息子がまた、“百姓の鑑”みたいな男で、毎日毎日来る日も行く日も、ひたすら黙々と農作業に精を出しています。私が行ったときは、二人とも畑に出ていて留守でした。ばあちゃんは最近はしょっちゅうあそこが痛い、ここが痛いといっていて心配なのですが、現在この村の最高齢女性(88歳)です。しかし日本ならば平均寿命といったところだし、まだまだ何でも自分でできるので、あと10年くらいは頑張ってほしいものです。


ばあちゃんの家の壁にこんなものがぶら下がっていました。こういうのを見ると、自分もすぐにやってみたくなりますね。それで今日、さっそくこの枝(葉柄?)付きのなつめを拾いに行ってきました。ほんとうは翻訳とか、12月の学校のツアーの準備とか、やらなければならないことがたくさんあって、こんなことして遊んでちゃいけないのですが、どうせチビなつの散歩にも行かなければならないしと、1時間ほど。でもこれだけではチト少ないので、明日もう一度行って、また1時間ほど。とかなんとかいってるうちに、ああほんとうに、イヤになるほど月日の経つのは速いものです。