ベトナムの旅 その5

私たちは時間がなかったので、ハノイ→ダナン、ダナン→ホーチミンと飛行機を使いました。列車だとそれぞれ17時間ほどかかるようですが、ぜひとも乗って見たいものです。

生徒たちがやって来るツアーは、“歩いて中越国境を越える”というのが一番のポイントですから、ハノイからダナン→ホイアンまで来て、ダナンから帰国する予定です。現在は成田空港からの直行便も週に5本出ているし、香港のLCCで名古屋、関空便も出ています。私たちは12月の初めを予定しているのですが、その頃はベストシーズンらしく、安い切符を押さえるのがなかなか難しいようです。つまり、それくらいベトナムはいま特に若い人たちに人気で、ダナンはちょうど真ん中にあって、ハノイへもホーチミンへも1時間半で行かれるのです。私たちはTAXIの中から通りすがりに見ただけでしたが、紺碧の海原を望んで点々とリゾートホテルが立ち並び、きっと若い人たちはあの時代のことなど、誰も関心がないのでしょう。たしか、ベトナム最初の5つ星ホテルは、ダナンにできたと聞いた覚えがあるのですが。。。

さて、ホーチミン、タンソンニャット空港に到着しました。ものすごい街中にある空港でびっくりしました。ビルの屋根すれすれに着陸態勢に入ります。まずは危険だし、騒音問題でトラブルが起きないのでしょうか?しかし、上海の虹橋空港はもっとひどくて、ビルどころか、民家の屋根ぎりぎりです。


おかげでというか、リムジンバスではなく、普通の路線バスが走っていて、1時間ほどで中心部のベンタイン広場まで行きます。料金はひとり20000ドンといわれて、慣れないと「えっ!いくら?」と思うのですが、100円です。このゼロの多さはなんとかならないでしょうか?ベトナムにいた間中、何度も何度も何度もゼロを数えてお金を払いました。



これが本場のベトナムコーヒー。1杯ずつドリッパーを乗せたまま出されます。落ちるのにけっこう時間がかかって、5分くらいは待ったでしょうか。味は濃厚です。アイスコーヒーはコップの下に練乳を入れてからコーヒーを注ぐみたいです。ここはガイドブックに載っていたちょっと高級なカフェ。フツーの露店カフェなどでは入れたものが出てきます。



JICAの看板は何か所かで見ました。


お昼寝中のおばさん。このノンラーという帽子というか菅笠は、昼寝にぴったりですね。私も買いましたよ。100円でした。




なにが凄いかって、ホーチミンで仰天したのがこれ。老いも若きも男も女も、一家に一台じゃなくて、ひとり一台、大通りを疾走します。ただ、中国と違うところは、みなヘルメットを被っているのです。3人乗り4人乗りというのも見ましたが、どんな小さな子供でも必ず被っていました。で、交通ポリスというのがいて、けっこう厳しく検問しているんですね。私がいる間にも3人ほど止められている人を見ましたから。

で、これがHONDA,HONDA,HONDA、ときどきYAMAHAで、HONDA,HONDA。。。おそらく全体の9割近くが日本製だと思います。乗用車もHONDAが多く、中国に多いワーゲンはほとんど見ませんでした。いまやベトナムの市場にこれだけの日本製品があふれているんですね。でも、まだまだこんなもんじゃないんですよ、続きはあした。