ベトナムの旅 その2

憑祥にある友誼関を越えると、ベトナム側のドンダンという町に入ります。ここにハノイ行きのバスが列をなしていました。ハノイまでは4時間半くらいで、料金は750円ほど。同じく4時間半かかった南寧→憑祥は1600円ほどかかりましたから、ちょうど半分くらいです。中国人と比べて運転も丁寧で、客に対する言葉使いもどことなく優しげでした。で、これはこの先もずっと感じたことなのです。

今回の旅は“下見”が目的なので、移動手段の確認、ホテル探しなどに追われた強行軍で、ハノイの町を自由に散策、というような時間はとれませんでしたが、以下、限られた時間内での街ブラ写真です。



街を歩いていると、良くも悪くもフランス統治時代の文化が色濃く残り、ベトナム人の生活の中に定着していることに気づきます。街で売っているパンは、“フランスパン”です。日本にもある“SUB WAY”のようなサンドイッチ屋があちこちにあって、自転車屋台でもよく売っています。





お茶ではなく、完全にコーヒー文化で、至るところカフェだらけです。路上にプラスチックの椅子とテーブルを並べただけのものから、おフランス風高級カフェまで、10歩歩けばカフェにあたり、昼間っからのんびりコーヒータイムをやってる市民がわんさかいます。ベトナムというのは、ブラジルに次いで世界第2のコーヒー産出国なんだそうです。もちろんフランスがせっせと開拓したから。


パリのオペラ座を模した劇場。現在も使われています。この裏側一帯の雰囲気は、写真に撮るとほとんど“パリ”のようで、結婚写真の定番になっているそうです、今回は行きませんでしたが。


共産党大会が開催されていたようです。ずいぶん若い指導者ですね。



行ってきましたよ、ホーチミン廟。たしか本人の遺言では、神格化を避けるために北・中・南部に分骨してほしいということだったようですが。。。ホーおじさんにも会ってきました。ほんとうにきれいに保存されていて、しかもかなり近くまで接近できるんですよね。思わず涙ぐみそうになってしまいました。


こんな短い竹の棒1本で魚釣ってた人がいましたが、釣れるんでしょうか?


路上の床屋さん。みんな髪はきれいに整えています。私の住む村の老人たちでも、散髪だけは頻繁にやってますが、これは儒教道徳の影響だと思います。