寧波(ning bo)

寧波は、日本ととても関係の深い町です。私も中学校くらいの地理や歴史の時間に習った記憶があります。ニンポーと発音していましたが、中国語ではニンボーです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%A7%E6%B3%A2%E5%B8%82




寧波は、舟山に行く前に1泊、帰りに2泊したわけですが、特に街中をうろついたわけではありません。ただ、着いた時は夕方だったので、他に行くところもなく、中心地までバスで行ってみました。お正月が終わって10日目くらいですから、まだ春節気分が抜けないというのか、そもそも1年中こんな感じなのか、とにかく街は電飾だらけでした。この写真よりも現物はもっと派手に明るいです。



これは「天一閣」という、明代中期に作られた私設の書庫で、アジアで最古といわれる図書館がある通り。図書館とは関係のない、飲食店や土産物屋やブティックなどなど、若い人たちと観光客で遅くまで賑わっていました。肝心の天一閣は、すでに閉まっていて見られませんでした。



近くにある「天一広場」というのが、寧波ではもっとも賑やかなショッピング街のようです。ここにあった回転寿司の店。


「Japan Boat」と書いてあるのは初めて見ました。「章魚」というのは、タコ。「章魚小丸子」=たこ焼き。回転寿司とたこ焼きの店は、大きな都市に行けば必ず見られます。「日の船」と書いてありますが、この「の」という文字は看板によく使われています。中国語に訳すと、「的」という意味で、例えば「私の写真」だったら、「我的照片」が中国語で、それを「我の照片」と表記するわけです。


近くに日本語学校がありました。尖閣以降、日本語人気はぐっと衰えて、閉校に追い込まれたところも少なくないと聞きますが、寧波では頑張ってほしいものです。ちなみに、ウチの学校のツアーで毎年交流していた丹東の日本語学校も、昨年閉鎖されてしまいました。こういったところで(つまり外語大ではなく)日本語の勉強をするということは、とりもなおさず、日本関連企業、あるいは日本人を相手にした職種(たとえばホテルとか)に就職したいということで、この町でならばまだまだ健在ではないかと思います。