あれこれ考えるよりも。。。

あさって5日が農暦の正月十五、元宵節で、正月も終わることになります。学校はこの日まで休みですが、会社などはもう始まっていて、帰郷していた人たちも町に戻り、村は静かになりました。

今日、招賢の市に出かけたのですが、まったく人がいなくて、店を出している人もほんの3,4人で、サモ君の骨も買えず、卵だけ買って戻って来る途中で、当のサモ君が鎖にも繋がれず、道路の真ん中で寝そべっていました。飼い主のシーピンも、ようやく彼を自由にしてやったようです。そこからはまだ歩いて30分以上かかりますが、私の後をついてきたので、そのまま裏の山まで行きました。なつめがいた頃は、毎日のように通っていた道ですが、最近はさっぱり出かけなくなりました。



この間の寒空の中でも野ざらしで、こんなに汚れて、しかもすっかり痩せてしまってかわいそうです。骨が買えなかったので、戻ってから生卵を2つ、ごはんにかけてやりました。


で、途中でこんな光景に出合いましたが、何をしているかというと、道を作っているのです。隣村の樊家山の若い衆で、みな顔見知りでした。



上の写真は、賀家湾から樊家山方面に向かうたった1本の道で、大型トラックも通れるほどの大きなトンネルです。天井部分の煉瓦が崩れ落ちそうで、私もずいぶん前から危ないなぁと思っていたのですが、それがよりによって、春節の直前になって突然崩落したのです。幸いけが人はなかったということですが、掘り出してみたら、遺体が埋まっていたという恐ろしいことが、絶対にないとはいいきれません。1年で1番人が行き来するときに、みんなほんとうに大変だったと思います。もちろん、反対側に出ることはできますが、ものすごい遠回りになります。給水車が通れないけれど、みんな水はどうしているのでしょう?


これがちょうど崩落した部分ですが、亀裂があちこちに入っていて、まだまだ広がりそうです。簡単に手が入る修理ではないので、いったいどうするのか?むしろトンネルを潰してしまうのか?そうすると、私が前にいたイージャオの家はいったいどうなるのか?その隣の“石炭成金”の家も。これはかなり高度な計画を練らないと、そうとう広範囲に影響が及ぶ工事になると思います。



などと考えているうちにすっかり道はできてしまい、ババババァーッとバイクが下ってゆきました。


そうそう、この鳥の名前誰かわかりますか?小さめのカラスくらいの大きさですが、断崖などに巣を作っています。群れていることも多く、何十羽も空を旋回していることがあります。嘴はオレンジ色で、鳴き声はキキーッ!と鋭いです。