太原で

ほんの数枚ですが、先日行った太原の写真を少し。


「車は日本車 心は中国人」と書いてあります。以前は「釣魚島は中国のものだ」というステッカーをよく見かけましたが、最近見なくなりました。村でも日本車はときどき見ます。(村の住人は乗らないけれど、息子たちが帰郷するとき)


太原駅のホームで。中国では、「安全」と「強国」は同列です。


人民公社」を懐かしがる人たちもやはりいます。春節休暇で閉まっていましたが、「休暇を知り合いに連絡してください」と貼り紙がしてあって、やはり常連客がほとんどの店なんでしょうね。



太原駅の「進站口」の前に立つ武警。日本のようにどこからでも入れるわけではなく、駅舎内に入れるのは1か所だけで、切符と身分証明書の提示が求められ、空港並みに荷物検査、身体検査もあります。最近は、入場券も廃止されました。武警(日本の機動隊)が3人立っていて、真ん中の人はライフル銃を持っていました。当然防弾ガラスだと思いますが、初めて見ました。これまでは、素の状態でひとりだけいましたが。


その左手に「防爆」と書かれた装甲車。すさまじさを感じますが、こんなのも初めてです。中国はウイグル族問題を抱えているので、ISの問題はまったく他人事ではなく、ピリピリしていることでしょう。新疆省から国境を越えてかの地に潜入した人も相当数にのぼるといわれています。とにかくすべて陸地で繋がっているわけですから、日本のように“水際”でというわけにはゆかず、いつ“恐怖行動”(中国語でテロ活動)が起こっても不思議ではないです。とりわけ太原というのは、「ウルムチ−北京」行きをはじめ、新疆省の方角から海岸部に向かう列車が通過する駅です。


太原からの帰りに乗った列車は、ハルビンから寧夏回族自治州の省都銀川行きの列車でした。銀川は行ったことがないですが、歴史も古く、美しいモスクのある街です。呂梁から毎日1本出ているわけで、春になったら一度行ってみようかと思っています。