正月初六

今日(15日)は農暦の正月初六で、今日から3日間晋劇が上演されます。初八がこの村の廟灯会で、この日が一番賑わいます。廟灯会というのは、村々の神様が違うので、開催される日にちも違います。隣村の劉家庄は水神様で、農暦五月に行われるようです。賀家湾の神様は、「龍王爺」という財神です。

このショボイ土人形龍王爺。これは、晋劇が始まるので、山の上の廟から、集会所内に作られた「神府」というところまで運んでくるところ。楽隊が付き、爆竹が鳴らされます。

このお供えは「大供」といいます。棗の大きさで計ってくださいね。

これは「棗山」というんだそうです。どういう意味があるのか、いずれまた聞いておきましょう。

公演は午後1時からと、6時半からの2回。幼い子を連れた、子どもや孫たちがけっこう帰ってきました。おもちゃ屋さんも2軒店開き。下の写真の左側の串状のものは、さんざしの実に飴をかけた、「タンフールー」というお菓子。もともとは北京のものですが、暖かくなると飴が溶けるので、冬場の風物詩でもあります。

お父さんはちゃんと帰ってきました。こちらでは、新年になると子ども達はみなおニューの服を着せてもらいます。女性たちもおしゃれな格好で出歩きますね。去年とまったく変わらないこ汚い服着てるのは私くらいのものです。

ウチの庭から撮ったもの。劇台はこんなに近いのです。で、なつめにはご難続きで、過年以来、爆竹があちこちで鳴り響く上に、晋劇が始まると、なんであんなに大きな音にしなければならんのかと不思議に思うほど、天も割れよの大音響が何時間も響き渡るのです。なつめはほとんど部屋の奥に引きこもっています。

実は、今回の劇団は、昨年文化広場が完成したときにやって来た劇団と同じなのですが、劇団員がほとんど総替わりしていて、前の劇団よりずっとヘタなんです。なぜ替わったのか、村出身のマネージャーに聞いても、「知らん!」とけんもほろろで、これはどうやら“労使紛争”があったのではないかと思います。給料をめぐって。

この写真(これだけは、一眼レフ、あとはみなビデオからの切り取り)は前回のものですが、この女優さんがとてもよくて、今回、もう一度じっくり撮らせてもらうつもりだったんですが、残念です。