窑洞博物誌 蒿(hao)

白文に行った時に、草を編んで乾燥させたものが何本もぶら下がっていたので、何かと聞くと、じいちゃんが、実際に使い方を教えてくれました。

「蚊遣り」だったのです。「蒿」(ハオ)というのは、辞書を引くとヨモギと出ていました。確かに、ヨモギの葉っぱのようでした。

賀家湾の人に聞いたら、いまはもうそんなものを使う人はいなくて、もっぱらシュッ、シュッ!だよといっていましたが、賀家湾は山の上なので、部屋の中まで蚊が入ってくることはほとんどありません。白文は平地なので、ずっと多いと思います。1本もらってきたので、夏にはその効果を確かめてみましょう。ハエにも効くと嬉しいのですが。