初雪が降りました。
ゆうべ初雪が降りました。今日、午後2時半の積雪はこんな感じです。
先日、崖の縁から転げ落ちたので、今日は廃校になった小学校の庭で遊ばせました。ここなら安心です。
今日の雪は水分の多い、春先のようなべた雪でしたが、一日中降りました。でもけっこう暖かい一日でした。私はカマドに火を入れないため、窓は内と外と両側からビニールシートを貼り、入り口の扉にも同じく両側に、綿入れのカーテンを吊るしています。ですから、室温もほとんど下がらず、これを書いている午後9時現在、13.6℃あります。電気ストーブもつけていません。
これは、MSNの天気予報で、離石のこの先10日間の予報です。賀家湾は離石よりかなり北にあり、高度も上がるので、もう少し気温は下がります。
なんとっ!12月8日は、最高で−8℃、最低は−16℃ですっ!ちなみに、この頃の名古屋の気温は、最高で15℃前後、最低でも5、6℃はあります。その差が20℃以上あることになります。
いよいよ冬本番です。私はこの間いろいろあって、けっきょくは、予定していた三交の取材を、来春まで待たなければならないと思っています。これだけ寒くなると、老人たちは決して部屋から外へ出ないし(ヤオトンの内部は暗すぎて写真が難しい)、同行してくれる村人を探すのはますます困難になり、正直いって、私自身の身体も辛いです。
で、この先1ヵ月半ほどの間、何をしようかと考えて、フト、先日発見したシーサーのことを思い返しました。谷筋の普段から人があまり通らない場所ではありますが、それでも月に2、3回は通るところだったのに、これまでまったく気がつきませんでした。初めて行った土地だと、何か珍しいものはないかと、鵜の目鷹の目で被写体を探したりするものですが、日常生活を送っている場所というのは、意外と盲点になっているところが多々あるものだと思います。
それで私はこの際、「ヤオトン博物誌」を撮ろうと決めたのです。ヤオトンそのものを含めて、それに付属する様々な建造物や関連する道具や農具などなど。今は当たり前に目の前に転がっていて気にも留めないものが、やがては消滅してゆく運命をたどるのではないかという気が、シーサーの件から思い起こされたのです。これならば、例え賀家湾村から一歩も外に出ないとしても可能です。カメラ1台だけあれば十分。村人の部屋の奥の奥まで自由に入り込んで写真を撮らせてもらえるという強みもあります。
ということで、今後はこのブログも、写真1枚と、短いキャプションという、極簡単なものが多くなると思います。いえ、実をいうとね、6年半も書き続けているので、ネタ切れというのもあって、ちょうどよかったで〜す!!
(11月29日)