仏教徒

賀家湾村にはなぜか基督教(プロテスタント。ちなみにカソリックは天主教)徒がとても多いのです。前の大家さんの家族は全員がそうだったし、その前の前の大家さんも基督教徒でした。村人の1/3がそうだという人すらいますが、実態はわかりません。ただ、いろんな宗派があって、中には、ほうりんこうほどではないけれど、政府から快く思われていない宗派もあって、そういう人たちは、自らの信仰を公にはしないで、ひっそりと神に祈っているようです。

私も一時期、えらく“勧誘”を受けたのですが、どうやら可能性がないとあきらめたようです。分厚い聖書を持ってきて、毎日10分でいいから読んで欲しいといわれていたのですが、しばらく前にその聖書を回収に来ましたから。けっきょく1ページも読まないままで、ちょっと悪いことをしたかなと思ってます。

今日、谷の方を歩いていたら、なんだかモゴモゴいってる声が聞こえたのでのぞいてみると、顔見知り(まぁ、ほぼ全員顔見知りですが)のおっちゃんが何か本を読んでいるようでした。近づいてみるとお経の本で、彼は村で唯一の仏教徒です。以前、五台山に修行に行ってきたと話していたこともありました。それ以上の会話は成立しない(方言が強くて)ので、わかりません。今日もとにかく写真だけ撮って、庭の葉つき大根を2本もらって、他のものは全部断って、さぶいさぶいとひとりごちながら帰って来ました。

(11月12日)