あっちでもこっちでも

まだまだ雨は降り続いているのです。ときどき上がりますが、それでもすっきりした秋の青空など、見たことがありません。いったいいつまで降るんでしょう?棗の実も一部すでに腐り始めて、ぼたぼたと落ちてきています。

当然あちこちで土砂崩れが発生していて、村を通る1日1本のバスも、招賢から臨県に行くバスも、ずいぶん長いこと不通のままです。山の畑を見に行っても、崖側の道はなつめが走るだけも危ないくらいです。

いきおい、あっちでもこっちでも大小の土木工事が始まり、朝っぱらからオート三輪のばたばた通る音や、村人たちの声高な話し声で起こされます。

しばらく前に大音響と共に崩落した村の中央部。これには鎮政府から日当が出ますが、いつ見てもタバコ休憩をとっていて、働いているのをあまり見たことがありません。まぁいずれそのうちに完成するでしょう。

小さな崩落は、自分たちで修理します。土も石も、どこにでもふんだんにあるので手間さえあれば簡単に修理できます。

これは、今回の雨とは直接関係ありませんが、1年ほど前から、村の道路をモルタル舗装しています。見た目は悪いのですが、雨や雪で道がぬかるむと、滑って危険なので村人にとっては恩恵です。材料費は政府から出て、あとは自分たちでやります。

オート三輪を持っている人には、日当が出ます。

この穴は、貯水タンクです。こんな小さなものでは、いったいどの程度の利用価値があるのかわかりませんが、ウチの庭先にも掘ってほしいです。

ところで、私は明日朝には村を出て、まずは太原に向かい、そこから飛行機で瀋陽に向かいます。いろいろ下準備をして、23日に天津の塘沽港へ行きますが、果たして生徒たちは無事に天津までたどりつけるのでしょうか?神戸出港は、21日午前10時の予定です。

(9月18日)