雨が上がりました。
こちらに戻ってから、毎日毎日、シジフォスのように過酷な労働に取り組んでいたのですが、それは草取りです。昨日アップした写真は取ったあとで、こんなふうにつるつるになっているのが、こちらの庭の正しいありようなのです。
残念ながら薛老師の家族は、夏休みで子どもも帰ってきて4人もいるのに、誰もやらないのです。どうやら適当な時期に農具で浅く掘り返しているみたいですが、それをやると土が起きてしまうので、それが乾燥して土埃になるし、見た目だって汚いのですが、はっきりいって、ずぼらな家族なのです。その彼らが私が戻ったのと入れ違いで、自分たちの家に帰ったので、私がひとりで、雨の日も傘をさしながら、本来の当地のありように戻しているのです。
その上にもっとすさまじいのが、以前いたヤオトンで、人が踏まなくなると一気に雑草たちが元気になって、とってもとっても2、3日するとまた新しい芽が、まるでビロードの絨毯のように広がってくるのです。今でも鍵を預かっている以上、やっぱり私の仕事だろうなと義理を通して頑張っています。
今日午後、6日ぶりにようやく雨があがりました。なつめもいつものポーズで、おとなしくお散歩を待っています。
散歩に出てみると、さっそくあちらこちらでご開帳です。もっとも、雨が降っていた間でも、部屋の中でやっていたのですが。外でやるときは、女性は絶対に参加しません。
こんな鳥がいましたが、これもカササギでしょうか?
これまで見たことがないこんな虫が、3匹も庭を這っていました。それと、なんだかゴキブリがとても多いのです。日本のゴキブリのようにてらてら光っていませんが、光に集まってきます。窓紙に突撃して来るので破れるんじゃないかと気になります。
サソリはめっきり減ったそうです。そりゃそうでしょう。毎晩毎晩、懐中電灯持ってあれだけ何人もの人が捕りに来れば、やがては絶滅します。何しろ1キロが400元で売れる(漢方薬)のですから、けっこうなアルバイトになるのです。
とにかく明日からはみんな農作業で忙しくなります。私もあさってくらいには臨県に写真を焼きに行って、その足で三交の康老人に届ける予定です。
(8月19日)