一番危険なのは……

予報通りに昨日今日と雨が降り続きました。円筒形のバケツで見てみると7、80ミリくらいたまってます。これは先日の雷雨は入ってないので、合わせて100ミリ以上は降っているはずです。あすあさっても降りそうです。この地域の年間平均降水量は500ミリほどあるので、まぁ妥当な量です。12月からの半年間はほとんど降らず、後半年間に数回に分けてまとめて降るのです。

おかげで井戸(前の家の方)にもかなり溜まっていると思うのですが、底にヒビが入っていて、少しずつもれるので早目に汲み上げないといけませんが、もう溜める入れ物がなくなりました。巨大なタンクが欲しいです。

水状況はとりあえず緩和されたのですが、雨が降ると困ることに道路事情があります。これだけ降るとだいたいどこかで土砂が崩れて不通になります。賀家湾を通る1日1本のバスは、山道をぐねぐね回ってくるので、まず80%はアウトでしょう。招賢から離石へ行くバスはすべて舗装道路なのですが、それでも容赦なく陥没します。特に両側が崖になったアーチ状の道路は、コンクリート舗装の板状になった皮のところだけ残して下がドガーッ!と崩落することがあって、それを横から見るともうそれはすさまじい、あり得ない光景が展開されます。それをまた突貫工事で(手抜き)修理して、翌日には開通させるわけですから、温州の列車事故もさもありなん、私にはよくわかりますね。

しかし、私が長雨で恐れているのはこんなことではなく、実は、まさに我が家が危険なのです。

以前にアップしたことがあるこの写真が、ウチの后ヤオなんですが、床に亀裂が入っているのがおわかりいただけると思います。これはすでに埋めて目立たなくした後なんですが、最初はもう少しはっきりと入っていました。この亀裂は庭に続いているのですが、隣の薛老師の部屋にはありません。3年前くらいから出てきたそうです。

つまり、私の部屋のまさに真下に、まず間違いなく炭鉱の坑道が通っているということなんです(ついでにネズミ道も)。招賢の町には4つの炭鉱があり、そのうちの賀家湾に一番近い炭鉱から掘り進めているのでしょう。村全体がすでに危険な状態で、いずれ移転を余儀なくされることは以前にも書いたと思いますが、その中でも最も危険なところに私は引っ越してきたわけです。長雨が続くと土壌が緩んで、ある日突然、我が家が崩落するのではないかと、考え出すと夜もおちおち眠れないので、あまり考えないようにしています。

(8月18日)