原発崩壊!

しばらく村を空けていて、帰って来たらネットがまったく繋がらない状況が長く続き(つまりPCを使ってなかったので、まだ動きます)、ようやく繋がったところで、地震のニュースを見ました。地震のことは、村人からすでに聞いていたのですが、あまりのすさまじさに言葉もありません。「原発メルトダウンは時間の問題」というメールをくれた友人もいます。

テレビも新聞もなく、ネットサーフィンなどできるような環境ではないので、限られた情報ですが、原発の近くに住んでいる人たちはどんなにか不安な時間を過ごしていることでしょう。「人体に被害が出るほどではない」などという情報を垂れ流しているみたいですが、数秒後に大爆発するかも知れない状況下で、誰がそんな言葉を信じるでしょう。想定外の巨大地震が起きたのだから、想定外の大爆発が起きたって何の不思議もありません。

この先事態がどのように進展するかわかりませんが、原発の“安全神話”は完全に崩れたのだから、当然“廃炉”の問題が持ち上がってくると思います。現在日本では全電力の1/3が原子力だと聞いたことがありますが、ならばまず私たちひとりひとりが、使う電力の1/3を減らすことによって、むしろ産業界をけん引し、「原発はいらない」とはっきり意思表示すべきだと考えます。

ひとつ気になっていることがあります。ニュースでは、炉心溶融とか水位低下、海水注入といったような言葉が並んでいますが、こういった管理、操作というのは誰がやっているのでしょう?まさか数キロも離れたところから遠隔操作しているとも思えず、やはり原発敷地内に何人、何十人かが残って作業しているということなのでしょうか?防護服を着ているとはいえ、爆発が起こればひとたまりもありません。今まさに命をかけて、緊急事態と闘っているということなのでしょう。最悪の事態は回避され、グスコーブドリたちの無事の帰還を祈るばかりです。

当地では、この色鮮やかな紙花が、死者を哀悼するものです。地震で亡くなられた多くの方々、とりわけ、いまなお故郷にも還れず暗い海の底を漂い続けている多くの死者たちの魂に、こころより哀悼の意をささげます。

*情報不足のため、事実にそぐわない部分があればご容赦ください。こちらは昨日から強風が吹き荒れています。ようやく冬が終わり、黄砂の季節がやってきたのです。今もネット状況は悪く、これをアップするだけで1時間以上かかっています。今後またとぎれるかもしれません。

(3月14日)