おっさんたちがとても元気で。

maotouying2010-11-20

昨日の夕方なつめの散歩に出ていると、突然道がなくなっていました。かなりの土砂崩れです。雨が降ってからもう何日もたっているのに、今頃崩れたというのもよほど構造上の都合でもあったのでしょうか?ここは一日に一本だけある離石行きのバスが通る道です。

自分が帰国するときにでもあたったらエライことだったねぇとなつめに話しかけていたら、「お〜〜い!どこに行くんだぁ〜!」と空から声が降ってきて、見あげるとウチの大家さんでした。彼は50歳くらいですが、村では若手のウチに入るので、こんな土木工事のときはいつも狩り出されます。しかし、この土砂崩れの修復にはしばらくかかるでしょう。私はバイクでこの道を通らなければならないので、早く直してほしいです。

で、今日の午後、なつめが激しく吠えるので出てみると、見たことのないおっさんがふたり、門の外に立っていました。清徐という、太原の近くの町から、招賢の炭鉱に働きに来ているとかで、ここに日本人が住んでいると聞いたから見に来たというのです。この忙しい盛りにこれはマズイと思って、とにかく写真撮ってあげるからと、パチリとやって追い返しました。部屋に入れるととても長くなりそうな雰囲気だったのです。

しかし、おかげで炭鉱の中に入る口実ができました。炭鉱には何度も行ったことがありますが、ここで働く“命知らず”の男たちと話すのは、もう、とってもおもしろいですよ。四川人が圧倒的に多いのですが、彼らの言葉はまったく理解できません。ところがこの張幸福という名のおっさんは、実は立派な標準語を話したのです。

(11月19日)