秋の風景 その3

今年は(も?)やっぱり天候がおかしくて、秋になっても空がカーンと晴れ上がるということが滅多になく、シトシト雨が降ったり、どんより寒々と曇ったりと、変わりやすい天気なのです。
そして、25日にぐっと冷え込んだと思ったら、やっぱり翌朝からチラチラと初雪が舞いました。10月に雪を見たのは初めてのような気がします。

夕方から雨に変わりましたが、氷雨をついてじゃがいもの収穫です。畑が凍り付いてしまわないうちに畑仕事を急がなければなりません。収量は、去年の6割だそうです。

たとえ不作でも、“秋収”(チューショウ=収穫の秋)には、やっぱり笑顔がこぼれます。

去年作った切干カボチャが重宝したので、今年も作ったのですが、去年はあんなに寄ってきたハチがまったく現れません。きっと糖分が少ないんでしょうね。色も真っ白でいかにもマズそう‥‥。

壁にぶら下がっているのはタバコの葉です。

棗はすっかり落葉しましたが、これらの樹に棗が3つ4つ残っていることがあって、それがとてもおいしいのです。それで、ゆらゆら樹を揺らして落として食べるのですが、なつめは、下にいくらでも落ちているのに、私が落とすおいしいのを狙って、さっと横取りします。

マ、こんなことをやっていられるのもあとわずか。厳しい冬はもうそこまでやって来ています。

(10月31日)