春節から今日までのこと その5

いよいよ28日の元宵節。この日は臨県の村々から集まった「秧歌隊」という踊りと太鼓の列が華やかにパレードをするのですが、なんとこの日は朝から雪。途中からみぞれに変わり、ごく一部の秧歌隊が寒さに震えながらも、根性を出していましたが、じきに流れ解散となってしまいました。ハレの舞台を楽しみに、ばっちり化粧をほどこした子どもたちもがっかりです。

実は、私は昨年も偶然この日に臨県に来ていて、そのときの写真が1年前のブログにアップしてあります。おヒマな方は、ずーーーっと戻ってみてください。

幸いなことに、夕方になって小降りになり、なんとか傘なしでも外に出られるようになりました。元宵節のメインイベントは、実は夜にあるのです。午後7時ころになると、人々がいっせいに県政府の建物がある方向に歩き出しました。行灯に灯が入ったからです。

こんな行灯が県政府の前の道路にずらりと並びます。ぶらさげられたものが多いのですが、設置式のものもあります。それぞれ共産党委員会とか、企業が作ったものです。

この虎が、どうやら一番人気のようでした。

もう臨県の全人口が繰り出したのではないかと思われる人波です。

轟音をあげて打ち上げ花火が始りました。ことしのお正月もこれでもって終了です。そろそろ学校も始まり、男たちはまた都会へ戻っていきます。私もようやくリアルタイムに追いつきました。


(3月2日)