集 その2
招賢でも5日に1度市が開かれます。磧口と比べれば、ずっとずっと小さな規模ですが、私も村にいるときはだいたい毎回行って食糧を仕入れます。賀家湾からは近い(往復1時間)ので、老人たちもしょっちゅうヒマつぶしに出かけます。
この地域ではどこに行っても売っている「餅」。小麦粉に塩を入れて焼いただけのものですが、焼きたてはけっこうおいしいです。3つで2元。
この白いものは靴の底。布靴を自分たちで作ります。特に冬場の女性の仕事。
キセル売り。タバコは自分たちで栽培してキザミにします。このおじさんは、なぜか私に来年の農暦日めくりをくれました。
時計、メガネの修理。合鍵、ハンコ屋。でもこちらで時計を持っている人はほんとうに少ないです。必要ないから。もっとも、最近は若い人はケータイを持ってます。流行です。
私が最初のお客さん。これだけで4元。豆腐はけっこう高いです。この円筒形の2つの豆腐を作るのに、大豆を15Kg使うそうです。
野菜売り。こうやって布団をかけて売っています。まぬけな私は、せっかく買ったホウレン草とキュウリを、帰り道で凍らせてしまいました。日中でも−10℃くらいです。
近くの村から箒を売りに来たじいちゃんたち。
奥にいる羊は、これから殺されるところ。かわいそうで、やっぱり見ないで帰ってきました。
おまけ;私のすぐ下のヤオトンの坊やですが、いつ見ても掃除をしています。たしか赤塚不二夫のマンガに、お掃除おじさん、ていうキャラいましたよね。レレレ、とかいって。
(12月25日)