Poly-Glu Rescue

ここ最近実によく雨が降るのです。一日おきくらいに降ったり上がったりですが、とにかくスカッとした青空は望めません。それで、例によって、井戸の状態が悲惨なのです。桶の底が見えないのはもちろん、浮遊物がひどくて、藁くずや木の葉や虫の死骸くらいならまだしも、「えーっ!?、この白い怪しげなものいったい何だろう??」といった具合で、飲料水はもちろん、顔を洗うのも何だか‥‥ちょっとーー。

ところがありがたいことに、このブログにもときどきコメントをくださるFukaoさんを介して、水質浄化剤「PGα21Ca」という物質が手に入ったのです。これは納豆のネバネバの元である、ポリグルタミン酸から作られた、汚濁水を浄化する物質です。くわしくは、以下のURLをごらんください。

http://www.poly-glu.com/index.html

最初この話を聞いたとき、いったいどれくらい入れるんだろう?値段は?ということが気になったのですが、なんと、10リットルの水に対して1グラム程度でいいのです。値段も納豆より安いです。それでいまは毎日これできれいな水を作って、炊事や歯磨き、野菜や食器のすすぎに使っています。

しかし、これを村に流行らせることが可能かというと、日本ポリグルのみなさんには悪いけど(モニターとして無料で提供してもらったのです。ありがとう!!)、難しいです。つまり、現在の状況で、とりあえず病人が出てるわけでもないので、困ってないからです。大昔からずっとこういう水を使ってきて、昔と今では汚染物質が大きく違っていて、それが問題なのですが、“顕在化してから対応策を考える”のは今も昔も変わってないのです。

そして、もうひとつ変わってないのが“バクチ好き”。これだけ降ると、雨が上がっても畑はドロンコで農作業はできません。また、ちょうど手が開いた時期のようでもあります。今にも泣き出しそうな空の下で今日もご開帳。でも賭けるのはお金ではなく、1箱2元のタバコを1本ずつバラしたものです。

(8月5日)