廃品回収

もうとにかく暑くて暑くて、すでに夏バテ気味になってきました。
日中、直射日光下に温度計を出すと、あっという間に50℃のメモリを振り切ります。
ただ、部屋の中は23,4℃で一定していて快適なのですが、もう外にあるトイレに行くだけでも暑さにあたります。それと、部屋中ハエだらけで、これがもうブンブンワァンワァンうるさいことしきり。

そんな中、廃品回収の兄ちゃんがオート三輪で回ってきて、大家さんが段ボール一山とペットボトルを一袋(30本くらい?)売りました。いったいいくらになるのだろうと私も行ってみたのですが、すぐ上の道まで100メートルほどで、もうハーハー息が切れます。

紙類は1キロで2毛、つまり3円ほど、ペットボトルは1キロ1元だそうで、全部で3元になりました。45円ほどです。

3元で何が買えるかというと、一番安い「大豊収」というタバコだと2箱。卵だと6,7個。キュウリだと4,5本。キャベツだと大1玉。ペットボトルの飲料だと1本。食堂で食べるうどんだと1杯といったところでしょうか。

この“廃品の山”は高いのか?安いのか?ただし、これだけ出すのにおそらく半年はかかっているでしょう。しかもペットボトルはほとんど私が出したものです。新聞はないし、紙類の小さなものはかまどですべて燃やしてしまうし、タバコの包み紙はトイレットペーパーとして使用されているし、そもそも段ボールに入ったようなものを購入する機会は滅多にないのです。

「たった3元よ」と大家さんは笑っていましたが、日本の分別ゴミの山を思い浮かべながら、私には何だか笑えない廃品回収でした。

(6月5日)