水汚染問題

fukaoさんありがとうございます。(*このすぐ下のコメント欄からの続きです)

とにかくあの大雨以降、水はまだわずかに白く濁ったままです。それまでは、つまり冬場はいちおう見た目には透明な水だったのですが、これだけ気温が高ければ、次の冬が来るまで透明にはならないのかもしれません。

それにどうやら、ウチの大家さんは特別に無関心な人たちみたいで、いまはこの写真のように山羊が井戸の蓋の上に乗って遊んでいるし、それどころか、この桶に水を入れたまま山羊小屋に入れて水を飲ませるのです。当然桶の底に泥や山羊の糞尿が付着するわけですが、それを洗うこともなく、ぱんぱんとはたいただけで、この桶を井戸に下ろして水を汲むわけで、私も同じ桶を使うしかありません。大腸菌どころか、諸々の固形物も井戸水の中に混入するわけで、もうさすがの私も引っ越そうかという気になるくらいです。いくらいっても理解してもらえません。

これが谷にある共同井戸で、ここはいったん地下浸透した水がチョロチョロと流れ出てたまる井戸ですが、ここの水もけっして透明ではありません。水面が野ざらし状態なので、常に土やゴミが入り込んで来るし、そもそも水を汚さないといったようなことにまったく無頓着なのです。水面を何かで覆って、一桶ずつ滑車で汲み上げる方式にすればきれいな水が得られると思うのですが。

この界隈はすべて山の上に村があるわけで、炭鉱以外に工場もないし、重金属汚染というのは考えにくいのですが(炭鉱から何か汚染物質が廃棄されるということはあるのでしょうか?)、一番の問題は合成洗剤と化学肥料です。農薬の使用はきわめて少ないのですが、一部では使用されています。これまではともかく、この先水汚染の問題がどのように顕在化してくるのか、早急に手を打つ必要があると日々感じています。

fukaoさん、次に日本に帰ったときにまたくわしく教えてください。個人的にも切実な問題ですので。ただ気になるのは、いったいどのくらいの量を入れればいいのか?20キロの袋を担いで来るというのはいくらなんでも。

(6月9日)

*後に、この水汲みバケツで直接山羊に水を飲ませる、というのだけは止めてもらいました。今は、洗面器であげてます。