中元節

きのうは農暦の七月十五日で、中国では「中元節」といって、墓参りの日です。(日本でお中元というのは、ここから来ているのかも)。畑の作物が稔ったことを先祖に感謝する日で、地方によってはいろんな伝統行事があるようですが、ここでは単に墓参りの日です。朝からバンバン爆竹の音が鳴り響いていました。

相変わらず天候がすぐれず、雨こそ上がりましたが、青空が戻りません。その分ぐっと涼しくなったので、久しぶりに村内を一周してきました。なつめがいた頃は、毎日山の畑まで行っていたのですが、近頃は、村外へ出る以外、ほとんど外出しなくなってしまいました。

墓参りはほとんどの家が朝に済ませてしまうので、山は静かでしたが、痕跡は相変わらず派手派手です。最近はこういった飾り物を招賢の市に売りに来るので、遠目にもぎょっとするような光景があちこちに。。。

お供えは相変わらずこんな感じで、日本的センスとはぜんぜん違います。ご先祖様がすぐに口にできるように、すべて裸で供えるのです。

これは、お供えを盗んでいるおっさん。
「いいの〜?そんなことして〜?」といったら、
「ウチの猫にやるんだよ。どうせ犬がみんな喰っちまうんだろ」。
ま、そういえばウチのなつめも、いつもドロボウしてましたね。

今年は雨が多いので作物は順調に稔っていますが、雨に弱いトマトはダメです。それと、棗の実の付きが悪いのです。
こちらでは、とうもろこしにこうやってインゲンマメを絡ませて作る人が多いです。インゲンはどの家でも大量に作ります。青いときに食べ、余分は乾燥させて保存します。

民家の庭にバラの花を見つけました。賀家湾で見るのは初めてです。

今の時期、この果子(guozi)というピンポン玉のふたまわりくらい大きいリンゴ(だと思う)がなっていて、次々にもらうのですが、私は果物があまり好きではないので、こっそり捨てたこともたびたび。。。いくらいらないと断わっても置いてゆくのです。

村をひとまわりして発見したんですが、どうやらレタスは、私がつくったものが一番立派です。私の素人考えでいうと、葉物野菜と実物野菜とでは肥料のやり方が違うけれど、きっと彼らは同じように施肥しているのだと思います。実際、村人は葉物野菜というものをほとんど栽培しません。せいぜい白菜と、庭先にちょこっとレタス、チンゲンサイくらいです。葉物は保存が効かないことと、栽培に多量の水を必要とするからだと思います。それに、食べる時だって、洗うのにも水がいるし、おしたしなんかにしようと思ったら、またまた水がいります。仕方がないので、私は毎日煮て食べています。

*ここのところネット状況が常にも増して悪く、これはおそらくはデバイスの問題だと思います。もしかしたらまたしばらく繋がらないかも。今からデバイスの掃除をしてみます。