胃酸過多

かれこれ10年ほども前から、私は胃の調子があまりよくなく、食後に胸がもたれることはしょっちゅうで、胃薬が手放せませんでした。それでも、まあ、しばらく時間が経てば回復していたので、「要するに、私は胃が弱いんだ」という自己診断でずーっときていたわけです。幸か不幸か、特別に困った事態もありませんでした。

ところで一昨日の早朝、胃の痛みで目が覚めました。いつもの胃薬を飲んでまた横になっていると、痛みはどんどん酷くなって、これはもう我慢が出来ないと、鎮痛剤を飲むことにしました。しかし空っぽの胃に鎮痛剤はよくないだろうと、前夜の残りご飯にパパッとふりかけをかけて、2口3口スプーンで口に運んだのですが、なんと、食べてるはなから、徐々に痛みが薄れて、5分もするとほとんど回復してしまったのです。

これはっ!と、今さらながらにハタと気づいた私はネットで検索してみました。そこに書いてあることはどれもこれも私に該当し、私は10年かかって、ようやく自分の“病名”が「胃酸過多」であることを知ったのです。この間飲み続けたあの薬はいったい何だったんでしょう?

で、身体に悪いものはというと、酒、タバコ、コーヒー、ストレスという、私の暮らしの友の4つなんだそうですが、思い当たるのは前日まで3日続けて飲んだビールのロング缶です。

どういうことかというと、離石から招賢に着いたとき、スーツケースがあるので誰か車を頼まなければなりません。しかし、賀家湾へは道が悪いので、なかなか行きたがらないのです。それで、お店でモノを買って、村まで送ってもらうことにして、ちょっとまとめて買い物をしたのです。珍しくハルビンビールのアルミ缶があったので、それを1ケース買いました。私は普段はビールはあまり好きではなく、日本酒、ワイン党なのですが、暑かったこともあり、ググッと一息で飲みました。翌日も、翌々日も飲みました。

で、次の日の朝、痛みで目が覚めたのです。炭酸系は胃を刺激してよくないそうなので、おそらくはそれが原因ではなかったかと思います。

もうひとつストレスなんですが、それがですね、この子猫なんです。お隣が飼っているのですが、どういう事情があったのか、まだ母猫から放さない方がいいくらい幼いので、寂しくて四六時中ミャーミャー鳴き続けるのです。それが、自分の飼い主の部屋の前ではなく、私の部屋の前に来ては鳴くのです。

なぜかというと、お隣さんはちゃんと面倒を見てあげないのです。まだ幼いから、エサは小分けにして何度もあげないといけないのに、自分たちが食べるときだけ、しかも自分たちと同じもの。つまり唐辛子やニンニクで炒めた辛い食べ物ばかり。しかも、夜も部屋には絶対に入れてあげないのです。かわいそうだから、私がもっと子猫に合ったものをこっそりあげるんで、それでますます私のところに来ては鳴き続けるのです。

私がここに来てから、彼らが猫を飼うのは3度目で、1度目はどこかに行ってしまい、2匹目はお隣の庭で死んでいました。小さくてじゃれてる間だけかわいがって、あとはほったらかしです。無責任きわまりないのですが、何かいえば、何倍も何かいい返されるので、何もいいたくありません。

ということで、この絶え間ない子猫の鳴き声というのは、かなりのストレスになっているのです。しかし、その後、ビールをひかえ、1日3、4杯飲んでいたインスタントコーヒーも薄めにし、タバコもやめたら痛みは再発していません。タバコを吸うと将来ガンになるかもしれない、といわれてもなかなか止められないけれど、タバコを吸うと、明日胃が痛むとわかると、きっぱり止められるものですね。ははは。

現在は、炎天下では50℃をあっという間に振り切る暑さで、日中は外には出られず、今は9月のウチの学校の東北ツアーの準備で、あれこれ連絡に忙しい毎日です。物価が上がり、レートが下がり、なかなかたいへんです。


ついでになつめ。今頃は梅雨も上がって、暑い暑いとへばっているかも。

*追記
今しがた学校の同僚からメールが来て、なんと、なつめは生徒たちと一緒にサマーキャンプで白馬に行っているらしい。ボートなんかに乗せてもらって、優雅に避暑してるわけです。こっちはこんなにへばってるというのに。。。
写真は多分、標高2300くらいの白馬大池