おすすめのエティハッド航空

本日夕方、無事村に戻りました。実をいうと、今回はこれまでで最短の時間で戻ったことになります。どういうことかというと;

アラブ首長国連邦アブダビから名古屋に飛んでいる、「エティハッド航空」というフライトがあります。これがものすごく安くて、中国で買うと、往復で3万円くらいです(税込)。LCCではなく、JAL並みの立派な飛行機です。なぜそんなに安いかというと、名古屋→北京の北京到着が午前0時を回ってしまうからではないかと、私は思います。

今回、日本に戻るとき、初めてこれに乗ったのですが、ほんと、JAL並で、テレビのモニターも各席についていて、新作映画もたくさん。私はジャジャンクーの「罪の手ざわり」を見ながら帰りました。他にもいろんなプログラムがもりだくさんで、刻々と変わるフライト情報を見てるだけでもおもしろいです。高度9000mで時速770km、外気温−37℃というのも初めて知りました。食事も日本食と西洋食から選択できて、最近出なくなったワインも出ます。毛布と枕もそれぞれの席に最初からセットされていました。その上に、座席ががらがらに空いていて、行きも帰りも、1割程度しか埋まっていないのです。

これはきっと、北京でみな降りてしまい、北京でまたたくさん乗るんだと思います。中国から中東へ、ビジネスで出かける人がゴマンといるということでしょう。ほんとうは、北京→アブダビだけでいいと思うのですが、そこはさすがお金持ちの国、石油なんてタダみたいなもんだから、おまけで飛んでくるんでしょうかね。

で、夜中の0時過ぎの到着ですが、そんな時間に大荷物抱えて女ひとり移動するのは、さすがの私でも危険です。で、北京空港に泊まりました。実は、昨年暮れ、なつめを連れてくるときに調べてわかったのですが、北京空港は24時間空いていて、3時4時のフライトもあり、6時台はもう何十本もあるので、つまり一晩中人の動きがあるということなんです。泊まっている人はたくさんいました。

それで私は空港に到着してから、パスポートとお金以外の貴重品をすべてスーツケースに入れて、荷物預かりに預けました。空港内の荷物預かりだから、さすがに信頼できます。それで、出発ロビーのソファーでうとうとしながら、列車の切符売り場が開く午前7時まで待ち、北京→太原の特急の切符を買って(ただし、列車の切符がすぐ買えたのは、今が閑散期だから)北京西駅に移動して、太原着が午後1時半。そこからバスに乗って離石まで。

ゆうべ離石に泊まって、今日の午後招賢行きのバスに乗って、無事に帰ってきました。つまり、名古屋を出てから、ホテルに泊まったのは1泊ということになります。そして、もし、経済的余裕があるならば、北京から呂梁(離石)まで、午前8時半のフライトがあるので、それに乗れば、その日の昼には村に戻れることになります。空港の国内航空券売り場は24時間開いているので、問題なく買えます。660元といわれたので、私は止めましたが。

北京空港で6時間ほど待つ、というのが、70近い私には、さすがにこたえましたが、若い人なら、そして誰かと一緒なら、ぜんぜん問題ないでしょう。マグドナルドも24時間開いていますし、“ビンボー人”におすすめのフライトです。ちなみに、北京→名古屋は、北京発午前9時50分でした。

おすすめついでに:
空港に泊まるのなら、第3ターミナルではなく第2がおすすめ。第3は広すぎて、眠り込んでしまうと荷物が危険……。第2第3の間は、24時間無料リムジンが動いています。
空港から街中への地下鉄は午前6時半が始発。北京駅まで1時間ほど。バスは7時が始発で、各方面に出ています。ただし、時間は倍近くかかるので、地下鉄がおすすめです。
外貨の両替は、空港ですると手数料が一律50元取られるので、市内の銀行の方がいいですよ。ただし、時間がかかりそう。