地味花

水のない黄土高原ですが、雑草だけは元気です。注意してみると、地味で小さな花をつけている雑草がたくさんあります。日本では見たことがない花もありますが、概して背丈の低い、花がとても小さいものが多いですね。棗の花もあるかないかわからないほど小さくて、これ以上ないほど地味な花です。

この可憐な花は、「苦菜」といって、無限に生える畑の“じゃまもの”です。葉っぱが若いときに摘んで、あく抜きして漬物にします。私はキンピラにしますが、かなり苦味があって酒のアテにいいですね。

秋になると、真っ赤なルビーのような実をつけます。

究極の地味花、大きさ5ミリくらい。ピントがぜんぜん合わない。

この“役立たず”の木はなんという名前なんでしょう?この種子が全部発芽すると思うとゾッとします。すぐに大きくなる樹木なので、こまめに1本1本抜かなければならないのです。

最近よく見る野鳥。止まっているのは草棗の枝で、ウチ(前に住んでいた方)の壊れた塀のかわりに置いてあります。このトゲトゲは、触るとものすごく痛くて、人間のどろぼう除けにも効果あり。山に行けばいくらでも生えています。

何事っ!?と、びっくりするほどの大音響で電信柱をつついていました。こういう自然木の電信柱は、こちらでもめっきり少なくなっています。キツツキ、カッコウはとても多いです。

これがウチの畑。地味なもんでしょ。場所は無限にあるけど、面倒見切れないので。

トウモロコシとインゲンを並べて植えて、トウモロコシにインゲンのつるをからませるという、合理的でずさんな植え方をする人が多いです。