10度目の搬家(バンジァー)

なかなか決まらなかった引越し先がようやく決まり、今は毎日その準備に追われています。けっきょく村長さんが以前住んでいた部屋を借りることになったのですが、10数年人が住んでいなかった上に、倉庫として使っていたので、それはもう掃除が大変でした。蜘蛛の巣城にネズミのミイラがごろごろです。よりによってどうしてそんな部屋に住むのかと村人は不思議がるのですが、実は私の条件にぴったり合っていたのです。

まず、ネットが繋がること。ヤオトンは土でできているので、同じ村でも場所によっては繋がりません。門と塀があって、外から雄犬が侵入してこない構造になっていること。万が一のこともある(これまでに数回人を咬んでいる)ので、幼児がいないこと。

そして、今回は一人暮らしではなくて、誰かと一緒に住むことを考えていました。1泊2泊くらいなら、なつめをそのまま置いて出かけられるからです。隣の部屋に住んでいるのは、小学校の薛老師の家族です。なつめがいてもいいといってくれているし、何より薛老師はそこそこ標準語が話せ、いろいろな情報もよく知っています。

実は今住んでいるヤオトンの3軒となりになるのですが、その分公共水道に近くなって、やれうれしや、と思っていたら、なんと、たった1年で壊れてしまって修理できないというのです。新しいところに井戸はないので、給水車のお世話になるしかありません。これだけは大誤算でした。

で、毎日毎日大掃除に明け暮れているのですが、このところ晴天が続き、日中はほんとうに暑くなって、どうも身体がいうことを聞いてくれません。まだ4月で畑の作付けも終わってない季節なのに、どうしてこんなにだるいんだろうと、外気温を測ってみたら、なんとっ!直射日光下とはいえ45℃!室温は15℃もないので、その差30℃以上、体調が狂うはずです。

おまけに黄砂の季節で、離石の天気予報では毎日10mほどの風。山の上の賀家湾ではおそらく15mくらいになるのではないでしょうか?だからもう砂まみれ汗まみれの上に水はなく、もうザラザラ、グダグダ、ボロぞうきんのようになって働いています。

連休(メーデー休暇)には出かける予定があるので、なんとか今月中に完了したいと思っています。今回はこれまでと違って、部屋に大家さんの家具がありません。その分自分好みの部屋にできるので、完成したらまた写真でお知らせします。