私のお正月

年末年始は、松本駅前の“HOTEL暮らし”でした。というのも、証言集の締め切りに合わせて、ネットを繋いでしなければならない仕事がたくさんあったのです(私の部屋では繋がりません)。なんだか、フトンが柔らかすぎたり、軽すぎたり、枕が高すぎたりで、イマイチ身体になじまないところがあったのですが、この際風呂の入りだめをしておこうと、毎日1時間くらい入っていました。いいですねぇ、日本の風呂は。

信州では「二年詣り」といって、大晦日の0時前に出て、年の変わりを神社で迎えるというのが、若い人たちの中にも定着しています。そして、どこの神社に行ってもお神酒が出ます。以前もっとド田舎に住んでいたころは、みかんや餅や酒のアテなども出て、私はあちこちはしご酒をするのが楽しみでした。

私がいたホテルから一番近いところに「四柱神社」というのがあるので、どんな様子か行ってみました。
本殿の前にあるじゃらじゃらいう鈴を鳴らすために、ものすごい行列ができていてびっくり。しかも若い人ばっかりでした。

おみくじ屋も大繁盛。ちなみに私はこういうのはやったことありません。

屋台もけっこう出ていました。げあらか?

帰り道で見つけた、老舗のお菓子屋さんの水引のエビ。水引細工はたしか、飯田の方の伝統工芸です。

で、無事に翌新年を迎えたのですが、こ〜〜んなスゴイものが届いたのです。というのは;
私の職場の同僚の家が仕出し屋さんをしているので、年末は彼女も家の手伝いで大忙しです。
で、仕事納めの頃に、「ホラ、かまぼこの端っことか、煮崩れたくわいとか、ちょっと形のゆがんだ昆布巻きとか、出るでしょう?」
と、さもしいおねだりをしたのです。事実、私は正月だからといって、きれいに形がそろったものなんて、ぜんぜん必要としません。

ところが、まさか、まさか、こんなものが来るとはびっくり仰天!
しかもですよ、これをみ〜〜〜〜んな、私ひとりで食べていいなんて。新年早々、バチが当たりそう!
しかし、いくらおせちだといっても、やはり時間がたてば腐る。私はさっそく駅前の100均ショップに行って、プラの入れ物を買い、どんな組み合わせで、どういう順番で食べればいいか、一生懸命知恵を巡らせて、小分けのおせちセットを5つほど作り、冷蔵庫にしまいこんだのです。
あぁ、今年はいい1年になりそうだ!かよちゃん、まっさんありがとうね!!!!!!

(1月3日)