太原で

私はいま、太原にいます。この1週間、“ホテル暮らし”で、原稿の整理をしているのです。
おかげでネットがスイスイで、毎日ニュースに目を通しています。

で、今日外に出て『環球時報』(GLOBAL TIMES)12月10日号を買ってみました。これは政府系の週刊国際情報専門紙です。
写真を見ていただけば、中国語がわからない方でもだいたい想像ができると思うのですが、「政治茶番劇今日上演 国際社会は深刻な分裂 西側は授賞式欠席国に圧力」といった内容です。
ノーベル賞問題に関しての中国側の姿勢は、日本の報道で、きっとみなさんの方がよくご存じだと思います。

右側の縦書き「黒客大反攻 震動美国」は、「ハッカーの大反攻がアメリカを震撼させている」という意味です。私としては、もちろんこちらの方に興味があります。掲載されている写真は、パキスタンで阿桑奇(アサンジ)支持者がアメリカ国旗を焼いている場面です。

きちんと内容を読んでいる時間がまったくない状況で、中国政府がWikileaksをどのように見ているのかという、肝心なところがない文章でお恥ずかしくも申し訳ないのですが、「サイバー戦争の時代がついに到来した」という点では、どこの国でも同じ反応でしょう。

きのう太原駅に行ったら、駅舎の大スクリーンで、人民解放軍の入隊募集を流していました。それだけ人が集まらないということだと思うのですが、ほんとうのところはわかりません。

なぁ〜んの関係もありませんが、泊まっているホテルでレセプションの準備をしていました。相変わらずまっかっかです。

(12月11日)