“伝統手作業”

20日の夕方、なつめの散歩をしていると、「お〜〜い、どこ行くんだぁ〜!」と、今度は下から声がかかりました。次の写真を見ていただくとわかるのですが、このオート三輪が土を下ろしているあたりから、道が崩れていて、それを修理していたのです。

ふつう平地では、「人が歩くところが道になる」感じですが、ここらはすべて山地なので道は人が造らなければなりません。しかも、もうみなさんご存知のように、道はたびたび進路を変え、そのたびに補修したり、造り直さなければならないのです。

これぞまさに“伝統手作業”とでもいいましょうか、私は何度も見てきましたが、実に見事に短期間で立派な道を造り上げます。基礎工事が終了して、この三日月形の部分に順番に土嚢を積み上げてゆくわけです。

今日通ったら土嚢積みが始っていました。真ん中がウチの大家さん。プロテスタント信者です。

土はまわりに無限にあります。日本だったら、この土を用意するだけでタイヘンですね。

崖の向かい側から見たところ。あと5,6日かかるそうで、完成したらまたお知らせします。

(11月24日)