偏日食

いろいろ用事があって太原に行っていたのですが、日食を見るためにゆうべ賀家湾に戻ってきました。しかし、ここ最近山西省一帯は断続的に大雨が降り続いていて、太原から戻る間中、空はどんよりと曇り、大量の水蒸気が蒸発しているせいか、町中村中どこもかしこも霧の中みたいにけぶっていたのです。それで今日はとても無理だろうと思っていたのですが、朝8時頃に起きてみると、ウソのように青空が広がり、すでにぎらぎらと太陽が照りつけていました。

大昔に、現像済みのフィルムを何枚か重ねて見た記憶があるのですが、いまやデジカメでそんなものはなく、ビデオで撮影しながら、モニターで太陽が食べられるところを見ようとカメラを空に向けて設定したのですが、もう日差しの強いことといったらこの上なく、肉眼でチラと見た限りでは、確かに半分くらいは食べられていたはずなのに、モニター上ではぎらぎら光の筋が写っているだけで、まったくそれらしき姿は確認できませんでした。いっとき、やや薄暗くなったかなぁと思ったのですが、それも気のせいかしらという程度‥‥。けっきょく大家さんの家のテレビで実況中継を見ただけでした。

おとといも豪雨だったそうで、これだけ降ればこの秋の豊作は約束されたようなものです。夕方行ってみた畑では、強い西日を浴びてみんな忙しそうに働いていました。耕作地の作物が茂りに茂って、これからしばらくが1年で最も緑が目につく季節です。

なつめの毛もこんなに伸びて暑苦しそうなので、あすにでも散髪してやろうと思っています。あ、ちょっと下痢ってますね。ゆうべおいしいものを食べ過ぎたからです。

(7月22日)