さくらさくらさくら

今年は花の時期がとても長いようですね。松本の桜は昨日あたりが満開で、そろそろ散り始めました。花筏、桜の絨毯の季節です。



わが寓居のすぐ近くに小学校があり、そこの桜も満開です。子供たちが花びらのシャワーを浴びながら鉄棒する様子が目に浮かびます。そういう情景って、きっと子供たちも一生覚えてるんでしょうね。校庭にたんぽぽが咲いている学校なんて、今どき贅沢だと思います。





そこから薄川沿いに職場の学校へ向かうわけですが、両岸にはずらりと桜が植わっています。松本暮らしも長いけれど、こんなに桜が多かったとは初めて知りました。桜は幹から直接生える小さな株がたくさんありますが、なんだかけなげで頑張っているなぁという感じでいいですね。



途中に千鹿頭(ちかとう)神社というのがあって、そこの桜も満開。時々なつめの散歩に来るところです。いつもはひっそりとしているのですが、今日は花見客で賑わっていました。


神社なのに、なぜかこんなものがあるのです。




周囲が3、400mくらいの千鹿頭池というのがあって、野鳥や魚もたくさんいて、のんびり春の訪れを味わっているようでした。かいわいはもちろん禁漁区になっています。


そして、弘法山の下を通って学校に向かいます。今日はたくさんの人出でした。このあたりに駐車場はないので、みんな近くのスーパーなどに停めて歩いてきているようで、こんなに人が歩いているのを見るのは珍しいことです。学校までは車だと20分くらい。徒歩で1時間半。私はときどき歩きます。学校の車が使えない時は、他に方法がないのです。


すぐお隣が保育園で、そこの桜も満開。少子化がいわれますが、ここは市立の保育園で、子供たちもたくさんいます。親の都合に合わせて、夕方ずいぶん遅くまでいる子もいます。


これが、私が仕事をしている部屋の窓から見た弘法山(後方)です。曇り空なので、真っピンクとまではいきませんが、確かに先日よりも色が濃くなっているようです。

今年はほんとうに桜を堪能しました。でも不思議ですね、チューリップもボタンもあじさいも、みんな1年に1度しか咲かないのに、なぜか桜だけは「死ぬまでにもう一度……」なんて考えませんか?今年は実に満足しました。私はあさって、名古屋から春秋航空で中国に戻ります。